冬桜や山茶花が咲いてはいるが、花蜜を出しそうな花木は思ったほど多くない。蜂の姿を見たのは、茶の花で蜜を集めていた一匹だけ。梅園の蕾が開き出す1月初旬までは、神代植物公園に蜜源として大きな期待はできそうもない気がする。
「ミツバチの知恵」の著者、シーリー教授は、花蜜を持ち帰った働蜂の尻振りダンスを解読して、採餌地点の方向や距離を知る、と書いている。そんな芸当の出来ない自分は、新人営業マンのように、コツコツと靴底を減らして歩き回るしか手はない。
公園のユリノキは既に落葉して丸裸。モミジバフウはやっと紅葉が始まったばかり。今日一番の見頃はメタセコイア(とラクウショウ)林。