2008/11/27

どっちも凄い

街の本屋さんで売られているような一般的なミツバチ書籍には大体目を通しているつもりだったが、この「ミツバチの知恵」はこれまで知らなかった本。北杜市の金田一春彦記念図書館の書架で偶然目に止まった。

採餌や巣作りで、蜜蜂達はどのように役割を分担し、労働力を配分し、シフト勤務を実行し、コロニー全体の労働生産性を高めているのか、に関する研究成果をまとめたもの。

社会性昆虫の頂点にいると言われるミツバチの生態には驚かされるが、と同時に、4000匹の蜂の背中に番号を付け、それぞれの個体の行動を逐一追いかける研究者の姿もそれと同じくらいの驚きだ。

手元に一冊置きたいと探したが出版元で品切れとのこと。ネットショップの古本屋で販売されているが価格が6000〜7000円と、新本定価3200円にしてはかなり強気の値付けだ。この本を買いたい個人がそんなにいるとは思えないので、大学研究室などの需要に向けた値段に違いない。癪にさわるのでネットショップでの購入はなしにして、神田古書街で時間をかけて探すことにした。

追記 (2009/01/12): 神田神保町の明倫館書店で定価どおりで販売されているのが見つかった。ラッキー!