2009/12/03

アンコール遺跡巡礼4/6 “盗掘”


確かに美形揃い。郊外のバンテアイ・スレイ寺院の、 “東洋のモナリザ”と呼ばれるデバター像達のことだ。

1923年、若き日のアンドレ・マルローが、その美しさに魅せられ、フランスへ持ち帰ろうとして逮捕されたといういわくつきの彫像。

後にマルローが書いた小説王道 (講談社文芸文庫)には、遺跡盗掘の様子が実にリアルに描かれている。実体験をそのまま記述したのだから当然だろうが . . . 。

遺跡盗掘の実態は悲しきアンコール・ワット (集英社新書)に詳しい。