アンコールで見た落書二件。
写真左は、1632年、肥州の森本右近太夫が、朱印船でアンコールワットを訪れた時に書いたものとして、よく旅行ガイドでも紹介されている墨書。
自分にはまったく判読できなかったが、「父の菩提を弔い、老母の後生を祈るため仏像4体を奉納した」旨が書かれているそうだ。
一方、写真右は少し日本語ができる外人(と思われる)の落書き。なぜ、日本語で?とその理由に興味も湧くが知る術はない。
森本右近太夫は、江戸幕府が鎖国に入る直前に帰国し、岡山県に墓所があることを知った。一方、シーナの方は実在の人物かどうかも含め調査不能。