「
ミツバチは本当に消えたか?」(越中矢住子著、ソフトバンクサイエンス・アイ新書)
今年1月、玉川大学で行われた
ミチバチ科学研究会で知己を得た科学ライター、越中矢住子氏から贈呈されてきた新刊書(6月25日発行)。
ここ数年ホットな話題になった“ミツバチ問題”は、いまだに必要以上にセンセーショナルに取り上げるマスコミ報道や、“味噌も糞も一緒”的な解説が後を絶たない。
本書では、養蜂現場での聞き取り調査と、公表されたデーターの積み上げの中から、「CCD(蜂群崩壊症候群)」や「受粉用ミツバチ不足」の実態を描き出そうとしたもの。
「
ミ ツバチの不足と日本農業のこれから」(吉田忠晴著)同様、受粉用みつばち不足問題を正しく理解する上で参考になる書。