心配していた雨も上がり、夜は清里フィールドバレエへ。今夜のプログラムは「シンデレラ」。
暗闇の森で演じられるシンデレラバレエは一層メルヘンチックさを増す。芝生の指定席(5000円)にあぐらをかいての観劇にも、昔どこかで体験したことがあるような懐かしさがある。
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シンデレラ物語には色々なバリエーションがあるそうだ。
- 紀元前1世紀ギリシャの歴史家が記録した「女奴隷ロードピスのはなし」
- 17世紀、イタリヤ人バジーレの作品「灰かぶり猫」
- フランスの文学者シャルル・ペローの「サンドリヨン」
- ドイツのグリム童話集の中の「灰かぶり姫」 . . . 等々。
これらの全てがいわゆる“シンデレラ姫物語”。日本の絵本の多くは、シャルル・ペロー版を原典にしているらしい。
ちなみに、“いつか素敵な白馬の王子様が現れて自分の生活を一変してくれる”という幻想にとりつかれ、自立性を失った女性を”シンデレラコンプレックス(症候群)”と呼ぶことをも今回初めて知った。