2010/07/28

TBH観察巣箱への移住

今日は蜂友K氏の手伝いを受け、延び延びになっていた中花畑群の新巣箱(TBH観察巣箱)への移住を決行。

準備編
昨夜(7/27)、暗くなり外勤蜂が全て帰宅した頃を見計らって、全群巣箱内に追い込んで巣門を金網で閉鎖。
新巣箱への移動法:
元巣箱の上に新巣箱を重ねての垂直移動方式。二つ野巣箱を横方向に水平に並べて繋ぐよりこの方がミツバチの生態に合っているように見えるので最近多用している方式。



改良型分離板:
6/28の分封群捕獲時、旧巣箱と移住先巣箱を繋ぐ通路付き分離板の下部に蜂球を作り、なかなか新巣箱へ移ろうとしない姿を見ての改良。塩化ビニール板を貼付し、蜂が掴まりにくくした。


アッという間の移動:
もう一つの改良点は、元巣箱と新巣箱の板壁が一枚に繋がるようにした上下巣箱の設置。その板壁を堰を切ったように這い登って行く姿が観察窓から確認できる。1分間も経たないで大半の蜂が新巣箱に移動。


想像以上に大きな蜂群:
4次分封を経たとは思えない大きな蜂群。新巣箱に移動できなくて通路付近でたむろしている蜂もまだかなり多い。
急遽TBHの間仕切り板を取外して室内容量を拡大。
(写真は、元巣壁面板を外して見た巣板。)


大きな巣板:
巣板は全部で6枚(+無駄巣1枚)。貯蜜圏、花粉圏、育児圏が整然と整備された立派な巣板。(写真は天地を逆にした巣板。)




育児圏の様子:
卵、幼虫、蛹の巣房が整然と並んだ育児圏の巣房。活発に群が増勢している姿が伺える。



育児圏の切り離し:
新巣箱へ返すため育児圏と貯蜜圏をカッターナイフで分離して育児圏ホルダーに固定。




成虫の誕生:
作業中にも、蓋を破って次々と誕生してくる成虫。



育児圏の新巣箱への挿入:
育児圏は急場凌ぎで作った側板付きトップ・バーに針金で結束。合計6枚の育児圏巣板を新巣箱に挿入し今日の移住作業は終了。
貯蜜巣板の処理は明日の作業になる。



早朝から獅子奮迅の活躍をしてくれたK氏に深謝。