2009/06/14

「干し草と銀のスプーン」のはなし

6/8 記事への回答メールが、英国に住む友人YH氏から届いた。

YH氏曰く . . .
5月の牧草は、栄養が豊富で、柔らかく消化も良く、酪農にとっては大切な飼料。 一方、銀食器は英国では日本ほどは珍しくはない。

格言が生まれた時代は、英国が農業社会から近代工業社会へ移行していた時期。精錬技術も進歩し、銀食器はもちろん貴重品ではあったが、それ以前よりは一般庶民の手にも届くものになり始めていたはずだ。

一方、酪農は当時の農家にとっては重要な生活の基盤。だから、“銀のスプーンより、良質な干し草” により価値をおくのは、当時の農民感覚として納得できる。
. . . とある。

(氏のメールには、彼の説を裏付けるための傍証説明が詳しく書かれているがここでは省略させていただいた。)

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この件をWEBで調べていて、たまたま目にした「英王室のミツバチ盗難」のニュース。紅茶とハチミツは英国の食卓には欠かせない、と以前に本で読んだ記憶がある。でも、王室が自家用ミツバチを飼っているまでとは思わなかった。ミシェル夫人のミツバチ飼育(5/24 記事)も英王室の影響があったに違いない。

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追記:2013/06/12
偶然目に止まった英国の一枚のアンティーク画(Illustrated from London News)。当時の農村生活の中で、干し草の収穫は、かっての日本での稲刈りのように、家族や親類縁者総出で行う一大行事だったのだ。干し草の大切さ、そしてそれを収穫する時の喜びが溢れている。YH氏の見解の正しさを裏付けているようだ。