2010/04/26

シンガポール蜜蜂事情 その(5)



滞在しているコンドミニアムの敷地に生えている樹に毎日訪れてくる蜂は、Apis javanaと呼ばれるミツバチの種であることはほぼ間違いないようだ。

マレー半島には4種のミツバチが生息しているという。"A Colour guide to Dangerous Animals" (シンガポール大学出版局刊)には、その中の3種が図画とともに詳細に解説されているが掲載された図画・写真はやや不鮮明で、形状からの判別は切手に描かれた細密画が最も有効だ。色々な角度から撮った姿を、切手の図案や「カラーガイド」の解説とつき付き合わせての判定は99% Apis javanaと思われる。

実際に一匹捉まえることができれば100%確定できるのだが、残念ながら今回は得意のタモ網は持参していない。もっとも、仮に持参してきたとしても、あの大きな昆虫網を街中や公園で振り回していると不審者と見られるのは確実。何かの現地法に抵触し、逮捕・国外対処になる恐もある。

備考:
同書に記載されているミツバチは . . . (1) wild honey bee (Apis megapis dorsata)、高い樹上のオープンエアに巣を作る)、(2) common honey bee (Apis apis javana)、巣は、比較的地上近く建物の屋根裏など)、(3) small honey bee (Apis micrapis florea)の三種。