去年は間を置き過ぎたためシャッターチャンスを逃した吐竜の滝近くのフサザクラ(房桜)の開花。今年は蕾が膨らみ始めたてからの一週間、ほぼ毎日通い詰めやっとその成長過程を記録できた。
できれば④と⑤の間にもう一段階の写真を加えたい。②〜④の期間が1〜2週間続くのに比べ、④〜⑤は2〜3日でアッと言う間に進んでしまいなかなかそのタイミングに巡り会わない。来春の再々チャレンジ。
撮影中、たまたま車で通りかかった顔見知りのK氏。“なんでそんな地味な花を一生懸命撮影しているの?”と怪訝そうな顔つきだった。確かに華やかとは言えない。でも、地球上でヒマラヤ、中国、日本に三種だけ分布するというなんとなく気になる“サクラ”なのだ。
いわゆる桜の仲間のバラ科サクラ属ではなく、フサザクラ科フサザクラ属の一科一属の樹。なぜ“サクラ”の名称が付けられたのかは分からない。別名タニグワ(谷桑)。
(注)写真①〜④は、今年の4/6〜4/10の間に撮影したもの。⑤は去年4月16日撮影。