水平距離1000mに対し、垂直距離250mを上るのがいかに凄いかは、箱根登山鉄道=80パーミル、叡山電鉄=50パーミルと比べれば良く分かる。
それを可能にしているのがあちこちに張り巡らされたラック&ピニオン方式の鉄道。もちろん、観光産業の重要なインフラだが、住民の日々の暮らしを支える基幹物流網でもあるようだ。
旅行で滞在したWengen村。人の移動はもちろん、商店で販売する商品、工事で使う砂利や土砂の運搬、牛や羊の移動、村で出たゴミの搬出、. . . 。あらゆるものがこの登山鉄道で運ばれていた。
ちなみに、ロートホルン鉄道と大井川鐵道、ベルニナ鉄道と箱根登山鉄道は姉妹鉄道の提携をしているそうだ。