2011/08/22

スイスの登山鉄道


スイスの登山鉄道は凄い。今回の旅行中に乗ったロートホルン鉄道はその代表格。250パーミルという急勾配を蒸気動力で駆け上る。

水平距離1000mに対し、垂直距離250mを上るのがいかに凄いかは、箱根登山鉄道=80パーミル、叡山電鉄=50パーミルと比べれば良く分かる。

それを可能にしているのがあちこちに張り巡らされたラック&ピニオン方式の鉄道。もちろん、観光産業の重要なインフラだが、住民の日々の暮らしを支える基幹物流網でもあるようだ。

旅行で滞在したWengen村。人の移動はもちろん、商店で販売する商品、工事で使う砂利や土砂の運搬、牛や羊の移動、村で出たゴミの搬出、. . . 。あらゆるものがこの登山鉄道で運ばれていた。

ちなみに、ロートホルン鉄道と大井川鐵道、ベルニナ鉄道と箱根登山鉄道は姉妹鉄道の提携をしているそうだ。