粘性の高いハチミツは垂れ糸(?)が途切れることがないので普通のスプーンでは扱いにくい。そこで、ハニーディッパーの出番となる。
私見での良いハニーディッパーの条件は;
- 掬蜜量:一回で掬(すく)い取れるハニー量が多い。
- 保持力:ハンドルを回すとハニーがディッパー頭部に安定して纏わりつき垂れ糸が出ない。
- 切れ味:回転を止めると素早く蜜が落ち、ディッパー自体への付着残滓量も少ない。
- 操作性:片手でスムーズに回せるハンドル部の形状と太さ。
- 簡易性:洗浄や保管が容易なシンプルなデザイン。
デザインは個人の好み次第だし、ハンドルの長さは、使用するポットのサイズとの相性もあるので一概に優劣は付け難い。
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スイス旅行で買い求めたハニー・ディッパー3種(①〜③)を、これまで使用してきたもの(⑤〜⑥)と比較してみた。*スイス製かどうかは不明。
① 凹シェープの柄は手触りが良く回転操作も容易。ハチミツ保持力にやや難。
② 可も無く不可もない。「切れ味」がいまひとつなのは木質系ディッパーに共通のマイナス要因。価格が安いのは◯。
③は、ステンレスコイルが太過ぎてミツバチ保持力に難。柄頂部の飾りは回転操作に邪魔になる。
結論はこれまで使用してきた⑤番のステンレス製球型ヘッド。“使い慣れ”の要素を差し引いても機能面では一番使い勝手が良い。
この改良型、エッジ・フック付きモデルも海外のネットショップで販売されている。ハニーポットの縁に引っ掛ける機能は確かにグッドアイデアと思われ興味はあるがまだ入手していない。