午前中の激しい雨が小降りになった午後、蜜蜂達の動きがおかしい。巣門の前に分蜂時そっくりに群れを作り巣箱前面で多くの蜂が巣箱の方を向いて空中遊泳している。
最初は第1分家で(13:30頃)、そして次に本家巣箱(14:40頃 写真上)で同様の異変が見られた。春の分蜂期や蜜集めが最盛期の初夏の頃には時々見かけた光景だがここしばらくはなかった。普段は10〜20匹の蜂が出入りしているのが常だった。(写真下)
去年2家族に逃去されたのも夏場。もしやまた逃去?と一瞬身構えたがどちらも30分くらいで元の静穏な光景に戻った。
夏に入って蜜源が減り場所を移動しようと考えているのか?でも内検で十分な蜜量が貯蔵されているのは確認している。また、昨日、一昨日と花粉団子を運び込む蜂の姿も見ている。(逃去前は花粉団子を運んだりしない、と本で読んだ記憶がある。)
気になるのはどちらの騒動でもキイロスズメバチの姿が一匹あったこと。スズメバチに防戦するために皆外に出て来たのか?でもスズメバチの飛来は今日に限ったことではない。多分スズメバチは多くの蜂がたむろしているのでそれを捕獲しようと群れができた後に現れた可能性の方が高い。
去年の逃去の一つの原因はハチノスツヅリガ。巣房内にスムシがビッシリはびこったために逃去された。でも、今年は巣箱床の掃除も徹底し、夜ハチノスツヅリガの姿を見かけると全部潰して来た。数日前の内検でもスムシや成虫の姿は全く見えなかった。
ただ単に、二日続きの雨で退屈していた蜂達が小止みになったのを見て一斉に外にでてきた、ということだろうか?ともあれ気になる動き。しばらく注意深く観察する必要がありそう。