午後、北杜市たかね図書館が開いた「八ヶ岳のきのこ講座」に参加した。講師は「山梨のきのこ」などの著作もある山梨県森林総合研究所の柴田尚氏。
“自分で見分けられる食用キノコの種類を一つでも増やそう”、と実利目的で参加したが、内容はキノコ学入門といった結構アカデミックな講座。でも、それはそれなりに楽しめた。
日本のキノコの種類は約5,000種と推定されているらしい。名前すらまだ確定できていないキノコも数千種類あるとのことだ。その中で “食用”が確認されているのは約300種類。ことほど左様にキノコはまだまだ分からないことが多い分野、ましてや素人が食・毒キノコを確実に見分けることは至難の技というのが結論。
まず食べてみる、そして苦しむか(運が悪ければ死ぬ)というのが毒キノコを見分ける一番確実な方法ということだけは良く分かった。
事前に山荘敷地内に生えているキノコを20種ほど採取して持ち込んで鑑定してもらった。(写真) 結果は全て毒キノコ or 不食(=毒ではないがまずくて食べられない)。