1) 巣門を出てポトリと地面に落ち、巣箱から遠ざかる方向へと歩く。巣箱方向へ帰ろうとする蜂はいない。
2) 摘んで空中で放すと地上に真直ぐ落ちるだけで飛翔できない。
3) 身体の色合から察すると比較的若い蜂が多いようだ。
4) 巣門のそばへ運んでやっても巣箱の中に入ろうとする気配を示さない(写真下段右端)。門番蜂も、通常、帰巣蜂に対して行うような、 “近づいて匂いを嗅ぐ”という行動を取らない。
5) 10倍ルーペで見ても、ダニの姿や翅を傷めているようには見えないが、翅の大きさや開いている形状が左右非対称に見えるのが気になる。
先日の八ケ岳南麓日本ミツバチの会の会合でも、同様の現象に関する2件の報告があった。その内の一件は、2月末で群が完全に消滅したケース。東京巣箱はしばらく保護観察対象とする。