2010/05/05

巣箱移動距離のルール


昨日分蜂蜂球を取込んだカナルシャ巣箱、夜中に5mほど位置を移動したので戸惑う蜂が出るのではと心配していたが、今朝の様子にはそんな素振りは見られない。

一般的には、巣箱の場所を変える時は一度2キロメートル以上の場所に移動し、そこに一週間ほど置いた後、再び持ち帰って新たな場所に設置するのが良いとされている。

脳に巣箱位置をインプットするミツバチは、巣箱を1メートルずらされだけで、もうその新しい場所が認識できず元の位置でウロウロ迷ってしまうのだそうだ。*注

それが、2キロくらい以上離すと、ミツバチは巣の場所が変わったことを認識し、最初に巣箱を飛び出す時、巣箱周辺を飛び回ってその新しい位置をインプットし直すと言われている。

今日の様子では、このルールはそう厳格に考える必要がないのでは、という気もしてくるが正確なところは分からない。分蜂直後の巣箱移動だったので、まだ脳に位置をインプットしていなかった、ということなのかも知れない。分蜂シーズンの喧噪が終わったら一度試してみよう。


注記: 日常の管理作業でもそのような光景ははしばしば見かける。ただ、短い距離であればしばらくしているうちに新しい場所を見つけるので問題はない、との意見もある。