2012/05/23

分蜂速報

先日の内検で見た王台の状態と今日の天気予報。これはもう分蜂間違いなし、と早朝に東京を発って集中工事で渋滞する中央道で八ヶ岳へ。

途中、トイレ休憩に釈迦堂SAの駐車場へ車を入れようとしていた矢先に、分蜂ボランティア支援センター(=隣家EZ氏)からの緊急コール . . . “分蜂が始まったよ!” (着信 09時09分)

10:04
山荘に到着した時には、既に蜂球表面がざわめいて、今まさに新居への旅立ちをしようとの構え。

でも、敷地内に置いた待ち箱のどこにも探索蜂の姿がない。予定している新居は遠隔地のようだ。
であればと、間一髪のタイミングで強制捕獲作業を開始。一次分蜂にしては蜂球はやや小振り。
10:08
3箇所にセットしてある誘導板には目もくれず、蜂球は庭の赤松の太枝に。地上高4mなので脚立を延ばせば十分に作業のできる位置なのは幸いだった。

まず捕獲ネットに蜂球を落とし込む。そして、ネットの上下を逆にし、下部を開放したまましばらく蜂球形成位置に吊るす。

すると最初に取り込みで散乱した蜂が開放されている下部から舞い込んでネット内の蜂球に合流する。このことは同時に、女王蜂は既にネットの中にいるということの傍証にもなる。

10:35
ほぼ全員がネット内に参集した頃を見計らってネットを作業小屋に持ち込み、底板を外した巣箱下部に連結。後は、全員が巣箱内に這い上がってくれれば一件落着 . . .



17:00
. . . となるはずなのだが、時として巣箱内に入るのを拒否することもある。今回もそのケース。

巣箱とネットを結ぶダンボールの回廊にへばりついて、数枚挿入してある空巣枠まで行こうとしない。(写真はネットを外して巣箱底面の真下から見た様子。)

こんな状態で操作を誤ると多くのミツバチが飛び散ってしまうこともある。作業部屋で移行作業を行うことにしたのは、そんなヘマをした時のセーフティーネット。

飛び立ったミツバチは逃げようとして窓ガラスに集まるが、日が落ちて暗くなると巣箱にいる仲間の元へ帰ってくる。その時を見計らって、巣箱を所定の場所に設置する。(写真は2010年7月にヘマをした時のもの。)

後は、取込み直後の逃去防止の手立てになるが、今回は一次分蜂なので女王は既に交尾済。交尾飛行に出かけさせる必要はないので、1週間ほどはにじり巣門を付けっ放しでいいだろう。