2008/06/25

試験採蜜レポート その(2): “タレ蜜”工法


今日の採蜜は一番の大家族、本家巣箱から拝借。7枚の巣板から一番重そうな巣板を一枚だけ抜き取った。密圏は巣枠上部にかなり広範囲に広がっておりある程度の量が期待できそう。

巣板の蜜、蜂児(幼虫、蛹)、花粉の全てを採取し、それらをブレンドして作る“濁り蜜”も興味ある。濁り蜜には、タンバク質、酵素、ミネラル、 ビタミンなど多くの栄養分が含まれ健康には最も良いとされている。ただ、今回は蜜部分だけで“タレ蜜”作りに挑戦しようと思う。貯蜜圏を切り取った後の育児圏、花粉圏は元の巣箱に帰すつもりだ。

巣板を作業場の天井から吊るしその下にステンレス容器で滴り落ちる蜜を受けながら作業を進めた。巣板を傾けると蜜がしたたり落ちるのでこの方法はお薦め。ただ、容器はもう一回り大きのもの(60x40cm位)がベターだ。今回使用したサイズでは作業中多少容器の外に蜜が落ちてしまう。“一匹のミツバチが生涯に集める蜜量がたった小さなティースプーンで一杯”とのことなどで一滴の蜜でも無駄にするのは申し訳ない。