目を覚ました時はフワリフワリと舞っていた雪が、昼前には枯れ葉に当ってサラサラと音を立てる小粒の雪に変わった。
「樹氷 or 雨氷?」の延長で、この際、雪の種類も調べてみようと手をつけたがこちらも負けず劣らずややこしい。
- まず、“降っている雪”と “積もった雪”でそれぞれの呼び方がある。
- そして、“降っている雪”だけでも気象用語(8種)と、通常の会話で使われる語彙(7種)では微妙に差があるようだ。(注1)
- さらに歳時記には、“かざはな(風花)”、“ゆきひも(雪紐)”、“しずりゆき(枝り雪)”、. . . など、普段はあまり耳にしない美しい名称が数多く並んでいる。(注2)
今日の雪は“綿雪が粉雪に変わった”もの。そして昨日中央道から見た裏高尾の雪景色は、“ゆきしぐれ(雪時雨)が作った風景”らしいということは分かった。
ところが、午後になり粉雪がハラハラと降る雪に変わった時、それを“わた雪”と呼ぶべきか、“はい雪”なのかになるともう確信が持てない。と思う間もなく、雪は雨に変わってしまった。
(注1) 「気象観測の手引き」(気象庁)
(注2) 資料:「カラー図説 日本大歳時記[冬号]」所収
(写真は「森田さんのお天気ですか?」から。天気に関する詳しい解説がある。)
(注2) 資料:「カラー図説 日本大歳時記[冬号]」所収
(写真は「森田さんのお天気ですか?」から。天気に関する詳しい解説がある。)