最近読んでいる「ABC and XYZ . . . 」の影響か、ニホンミツバチを学ぶには、もっとセイヨウミツバチに教えを乞うべきではないか、との思いが強まっている。
確かに両者の間には色々と異なる点はある。でも、ニホンミツバチ愛好家は、ついその“違いの部分”に目を奪われ、同じミツバチ科ミツバチ属の仲間であることを忘れてしまい勝ちだ。
同書で述べられている、養蜂場周辺での蜜源の評価、巣箱設置における留意点、分封群捕獲用トラップの形体や設置場所の選択、. . . 。その個別・具体的な内容の多くがニホンミツバチにも当てはまる。
「古老に学ぶ」的傾向の強いニホンミツバチ界、「分析的・実証的」にミツバチにアプローチしようとするアングロサクソン流手法。どちらにも長短はあろうが、少なくとも後者の方が頭で納得し易いのは確かだ。
ミツバチに関しては、生態研究、養蜂技術の両面で欧米に百日の長があるのも事実。これからは、もう少し青い眼の異人さん達からも学ぶように努めようと思う。
(写真は、BLUEBIRD MARKETのホームページから拝借し一部修正したもの)