“ミツバチの乱雑巣は、通常、ビースペースが乱された時に発生する。”
. . . 「
ABC and XYZ . . . 」を読んでいて目に止まった説明と写真。(上埋込み写真)
TBH巣箱の設計で最も悩んだのがトップバーの設計。現在入手できる資料はセイヨウミツバチを対象にしたものがほとんどで、ニホンミツバチについて述べたものはまだ見当たらない。
やむを得ず、市販されている巣枠式ニホンミツバチ用のフレームをまねて、バー幅30mm、バー間に5mmの隙間を設けて、バー中心間の距離が35mmになるように試作してみた。(下写真)
そして09/09/11の内検で見た明らかな
乱雑造巣。(上写真) もちろんこの一例だけで、その原因がトップバーの寸法とはまだ100%断定できないが、その可能性はおおいにありそうだ。
“ビースペース”は、かの
ラングストロース氏が開発した近代養蜂技術の中でも最も重要なポイント。ニホンミツバチ用TBH巣箱のトップバーについては、まだまだ研究の余地があるような気がする。