最近、元気の良い都会派のミツバチの話をよく耳にする。
「
銀座ミツバチ物語」を読むと、東京都心でも自然巣ミツバチからの分封がかなり多いらしい。
活発な
パリのミツバチ、
銀座のミツバチともに、その背景には、緑化が進んだ都会の蜜源の豊かさをあげている。であればと、試みに八ヶ岳山荘と東京自宅周辺の蜜源分布を調べて見ようと思い立った。
まずは、ミツバチの採蜜飛飛行距離半径2〜3キロ圏内にあるミツバチが好んで蜜を集めそうな花木で、「巨木」あるいは「かなり群落」しているものだけをプロットしてみたのが上図。
まだデーターも不十分だが、この調査を進めて行けばなにかが見えてきそうな気がしてきた。もちろん、養蜂適地を蜜源だけで評価するわけにはいかない。とは言え「衣食足りて . . . 」は、人間も含め全ての生物にとっての基本だ。
2枚のマップを眺めていると、高度1300メートル近い八ヶ岳高原の養蜂では、“蜜源”は(防寒と同レベルに)もっと重要視すべき養蜂管理上のファクター、ではとの感が強まってくる。