自然の造形にはしばしば驚かされる。そして、「日本原色虫えい図鑑
2009/09/06
2009/09/05
TBH事始め 8/10 “初めての内検”
野生きのこ教室


秋晴れの快晴。八ヶ岳薬用植物園の「野生きのこ教室」へ。
午前中は天女山でのフィールドワーク。
植物園に帰り持参したおにぎりと、主催者が用意してくれたキノコ汁での昼食が終わると、いよいよ採取したキノコの鑑定会だ。
鑑定人は、山梨県のキノコ学の第一人者、森林総合研究所の柴田尚氏。「山梨のきのこ (改訂版 )
参加者が採取したキノコが柴田先生により順番に鑑定されていく。(写真上)
黒色ペンでキノコ名を書いてもらえれば安堵の笑みが、赤サインペンで「毒」と書かれると失意の溜息が参加者から漏れる。
我家が採取した主なキノコは、オオイチョウタケ ◯、シロヌメリイグチ ◯、ホコリタケ(幼菌) ◯、アマタケ △、ツチグリ △、オシロイシメジ Ⅹ、ドクベニタケ Ⅹ、チチアワタケ Ⅹ。
夕食は、黒色文字で「食」を付けてもらったキノコをタップリ入れたキノコ汁 (写真下)。キノコ尽くしの秋の一日。
△印は、食べても美味しくないか、時には食あたりもあるよ、というキノコ。
2009/09/04
TBH事始め 7/10 ”束の間の平穏”
落雷

17:10頃から北西方角から雷鳴。
インターネットで見ると小淵沢の北、編笠山付近で落雷が起きている。即座に電源コンセント、テレビやインターネットのアンテナ接続を切り落雷態勢へ。
予想通り稲妻と雷鳴は徐々に近づき、頭上を走る稲妻と雷鳴に。そして、17:25分ついに落雷で停電。
頭上を稲妻が走ってから雷鳴が聞こえるまでの時間を計測してみると2〜10秒とかなりの差がある。音速340m/秒で計算すると、同じ頭上で発生した雷でもその位置は680m〜3400mとかなりの高度差があることになる。落雷で停電が起きた時の稲妻と雷鳴の間隔が2秒弱だった。
17:45過ぎ、雷はやっと南東方向へ移動。早速、インターネットを接続し、東京電力の雷情報をチェックしたのが上図で 17:48のデーター。近くでかなりの対地雷が発生したようだ。
+ + + + +
テラスでコークハイ片手に稲妻と雷鳴の間隔を観察していると、腹に響いてくる雷鳴が心地良く感じる。雷にも随分余裕を持って対処できるようになってきた。
(ちなみに“コークハイ”は、学生時代、ちょっと格好をつけたい時に注文した飲み物。今はもう流行らないカクテルだ。)
生育速度観察中
2日間留守にして昨日帰宅して見ると、道路脇に生えて来たカラカサタケが一本折れて横たわっている。一番の食べごろのカラカサタケなのに。
カラカサタケが食キノコであることを知らない通行人の仕業に違いない。直ぐ近くにもう一本の幼菌が顔を出している。こちらも蹴っ飛ばされないとは限らない。「採取禁止」では角も立ちそうなので、「生育速度観察中」という名札を立てて保護することにした。
2009/09/03
蜜源植物:ハチミツソウ


西東京市 (旧田無市) の東京大学農学部農場を拠点に活動する「東大農場・演習林の存続を願う会」の第200回観察記念 外部観察会が軽井沢町植物園で。参加者49名。
参加者の多くは “オタク” を通り越したセミプロ、プロの野草愛好家達。会話は、“花柄がドウノ、葉腋がコウノ” とついていけないので、自分は ミツバチの蜜源植物に的を絞っての独自観察会に。
そして目に止まったのが「ハチミツソウ」の標識。調べて見ると北米原産の多年草で別名ハネミギク(羽実菊)。学名 Verbesina alternifolia。
8〜10月と花期が長く、良質の蜜を豊富に出す優秀な蜜源植物らしい。1961年、北海道農業試験場が養蜂用に日本で最初の栽培を始め全国の養蜂家に配布したとのこと。北海道や長野県などの一部地域に帰化した自生株も見られるが数は少ないらしい。“美ヶ原に咲いていた”というブログ記事はあるが、八ヶ岳周辺では見かけたことはない。
種子を入手し山荘の庭での栽培にチャレンジしてみようと思う。もし、蜜源植物として上質なものであれば八ヶ岳南麓日本ミツバチの会の会員有志にも広めたい。
(花の写真は Encyclopedia of Life から拝借)
2009/09/02
海野宿 〜 湯の丸高原へ


野草見学に浅間山系の湯の丸高原池の平湿原へ。高原は既に草紅葉のシーズンに入ろうとしている。
ヤナギランは既に種子の白穂を飛ばし、紅葉した葉っぱを残しているだけ。
マツムシソウは、花の最盛期を終えて種子作りの真っ最中。
目を引くのは、湿原のあちこちに見られるリンドウ、エゾリンドウ、オヤマリンドウの蕾の鮮やかな濃紫色。標高2000mの高層湿原はすっかり秋の色だ。
(池の平湿原で印象に残った草木)
+ +
+ + +ドライブ途中で寄り道した東御市のた海野宿。重要伝統的建造物群保存地区として、かっての北国街道の宿場町がよく保存されている。
2年前、美濃市の旧家に住む友人を訪ね初めて知った卯建がこの街でも立派に残されていた。
2009/09/01
TBH事始め 6/10 ”逃去未遂事件”




2009/09/01今朝は7時過ぎから木栓巣門を2箇所とも開放。
逃去!
9時半過ぎ、気がついた時は既に庭の上空には旋回飛行をする蜂の群れ。蜂雲はドンドン空高く上り、西の方角へ移動して行く。
直ちに木栓を閉鎖
まだ女王蜂が出走していないことを祈るのみ。上空から聞こえてくる蜂雲の羽音を追って蜂雲を必死で追いかける。蜂雲は隣家敷地の林を越え西へ西へ。万事休すか?
蜂球形成
間もなく、移動する蜂雲が約50mの西側道路上空で少しづつ降下し始めた。付近で蜂球を形成し始めているのでは、と探して見ると道路脇のズミの木の枝に蜂球を作り始めている。①
シメタ!
この場所なら容易に蜂球を取り込める。待機して蜂球が完成するのを待つ。と思う間もなく徐々に蜂球が細り始めた。②
無事帰還
上空を見上げると舞い上がった蜂は東方向へ飛んでいる様子。もしや?と山荘に帰って見ると、飛び立った蜂達は全員巣門に帰っているではないか。
蜂群の1/2〜2/3くらいの量の蜂数。木栓巣門を閉鎖した時、女王蜂はまだ巣内にいたのだ。九死に一生!③
対策
TBHの魅力を高めようと採蜜用に保存してあった巣板を2枚、金網で固定してTBH巣箱内へ。タップリの蜜と少しばかりの幼虫も入っている。④
巣箱内の蜂は挿入した巣板に直ぐに集まり盛んにハチミツを食べている様子。食料不足に陥っての逃去行動だったのか?これでも蜂群がTBHから逃げようとしたら次の打つ手は今直ぐには思いつかない。⑤
+ + + + +
今日は防災の日。世間では総合防災訓練が行われいたが、我家は終日 “逃去防止の日”。昼食抜きで手伝ってくれた蜂友K氏に深謝。
余談:
騒動の最中、オートバイ1台と車2台が道路を通過した。そのうちの誰かが一報を入れたのだろう、地元の養蜂家SN氏が、“この辺で分蜂が起きているらしいけど . . . ” と捕獲態勢で軽トラで馳せ参じた。事情を説明すると落胆の様子で帰って行った。
付記:
これまで、分蜂/逃去群が敷地内の樹木に蜂球を造らず、遠くへ飛び出したのは初めての体験。来春の分蜂に向けてなんらかの対策を講じる必要がありそうだ。
2009/08/31
TBH事始め 5/10 “先手必勝”
2009/08/30
日本みつばち講習会 in 諏訪

下諏訪町総合文化センターで開催された「日本みつばち講習会 in 諏訪」へ 。
演題: “ニホンミツバチの生きる知恵 ー その生態の秘密をさぐる」
講演者は、ミツバチ研究の第一人者、玉川大学農学部の佐々木正己先生。先生の著書「ニホンミツバチ—北限のApis cerana
とかく経験則に流れがちなニホンミツバチ養蜂界にあって、玉川大学ミツバチ科学研究センターは、ニホンミツバチを“科学的” に研究している日本で唯一とも言える貴重な存在。講演も期待に違わず中味の濃いものだった。
2時間以上に渡った講義。ICレコーダーで全て明瞭に録音できたので、再度聞き返して内容を咀嚼したい。
TBH事始め 4/10 “巣板落下”
2009/08/30終日外出。留守中の逃去防止のため木栓は二つとも閉鎖。
帰宅途上に緊急コール。様子を見に来た蜂友K氏が元巣箱を除いて見ると巣板数枚が落下しているという。
また、日中には庭の片隅に置いた掃除前の巣箱(写真)に盛んに偵察蜂らしい姿が盛んに出入りしていたらしい。逃去のための新居探しか?
落下巣板の巣房にはかなりの量の蜜や幼虫が入っている。落下時に巣板に挟まれた成虫の死骸も多い。
数日後に、天井板を叩いて上元巣箱から下TBHへ蜂群を移す、という当初の構想を急遽変更し、夜間、K氏の手伝いを得ながら強制的にハケで元巣箱からTBHへ蜂群を払い落とした。
注記:
巣板落下の原因は、(1) 移動中の車の揺れで巣板付根が弱っていた、(2) そこに今日の好天気。気温が上がり痛んでいた巣板付根部分が柔らかくなり、巣の重さを支えきれなくなった、のではと推測する。
追記:
旧巣箱にはまだ数枚の蜜巣板を残したままだった。“偵察蜂”の新居探しか、この蜜を求めて来ていた“集蜜蜂”かの確認はできなかった。ただ、昨日、今日も旧巣箱への出入りが多い(=2〜3分に一匹) から推測すると後者の可能性が高いように思う。
2009/08/29
TBH事始め 3/10 “隙間探し”
2009/08/28
八ヶ岳高原サロンコンサート
「天満敦子ヴァイオリンリサイタル」(ピアノ共演 吉武雅子)」へ。会場は八ヶ岳高原音楽堂。
聴衆200名ほどのこじんまりとした音楽会。休憩時間には、少し肌寒さを感じるまでに涼しくなった夕暮れ時の高原の空気。無料サービスのワインとサンドイッチで、都心の大ホールでのコンサートとは一味違う楽しい音楽会を味わえた。
聴衆200名ほどのこじんまりとした音楽会。休憩時間には、少し肌寒さを感じるまでに涼しくなった夕暮れ時の高原の空気。無料サービスのワインとサンドイッチで、都心の大ホールでのコンサートとは一味違う楽しい音楽会を味わえた。
昨晩、寝床で演奏者の著書「わが心の歌—望郷のバラード
」を読み、彼女がルーマニアの秘曲 “望郷のバラード” を日本に紹介するに至った経緯を頭に入れておいたのが一層感動を深くした。
TBH事始め 2/10 “逃去予兆”
-2009-08-28.jpg)

2009/08/28秋晴れの快晴。
早朝から、働き蜂はTBH巣門のSスクリーンを利用して出入りしている。
Sスクリーンからの出入りだけでは窮屈だろうと木栓巣門を一箇所開放。(写真上)
午後1時半過ぎ頃から巣門周辺が慌ただしくなり巣門の蜂球はドンドン大きくなっていく。逃去予兆?(写真中)
午後は外出を予定いるため、霧雨散水で蜂を巣箱内へ追込み、木栓2箇所を閉鎖。(写真下)
付記:
Sスクリーン = 巣門サイズの間隔を働き蜂は通過できるが、それより身体の大きい女王蜂は通れなようにしたもの。
開発者によりSスクリーン、ハチマイッターなどの名称で市販されている。なお、Sスクリーンの背後壁面には、木栓巣穴が3穴開けられており、Sスクリーンを外せば通常の木栓巣門になる。
2009/08/27
巣箱重量計測_2009/08/27

第一分家の巣箱重量の計測。結果は 13.6 kg (= 実質重量 4.6 kg)。
巣箱の重量を差し引いた実質重量 4.6 kgは、前回計測 (7/8、9.5kg)から4.9kgという大幅減 (=51.6%減)。
本来ならこの時期蜂群は増勢し、それにともない貯蜜量も増え巣箱の重さは増すはず。早速内検して見ると、. . .
1) 巣板の作りが整然としていない。巣箱内壁や巣枠下に不規則な巣板が作られ、その多くが空巣。
2) 貯蜜巣房はある程度見られるが、産卵された巣房、幼虫の入った巣房の数が極端に少ない。
. . . という状況。群の活動が順調に回転しているとは思えない。
+ + + + +
原因は、今夏の天候不順?それとも蜂群自体になにか問題が起きている?どちらにせよ状況は黄色信号。しばらく要注意だ。午後から給餌を開始。
TBH事始め 1/10 “引越”
TBH事始め_プロローグ

近年、TBH(Top Bar Hive、上桟式巣箱)は、ミツバチにより優しい飼育方法として欧米を中心に注目を集めている。
TBHのポイントは、巣枠を使用する代わりに、巣箱天井部に並べた木板棒(=トップ・バー)に沿ってミツバチに巣板を造ってもらおうとするもの。
その利点は . . .
- ミツバチは、巣枠や巣礎にわずらわされることなく自然生態にそった形で造巣ができる。
- 飼育者は、トップ・バーを引き上げて巣板一枚づつを詳細に観察できる。
- 蜂群の増減に従い、間仕切り板を移動して巣箱内スペースが自由に調節できるので、ミツバチの嫌う巣箱内に不用な空間ができない。
- 採蜜量の調節ができ、ミツバチ自身が越冬に必要な蜂蜜を残した採蜜が可能。
- 採蜜のために全巣板を破壊する必要がないのでミ ツバチへの負担が軽減される。
- 巣枠、巣礎などを利用しないので、巣箱の製作が安価で容易。
養蜂家の一部には、「TBHで飼育された蜂群は巣枠式巣箱の蜂群に比べ病気やダニへの耐性が強い」との声もある。
WEB上にはTBHを推奨する数多くの情報があり、その筆頭が、英国Phil Chandler氏(写真)が運営する「The Barefoot Beekeeper」。他に「Natural Beekeeping In Top Bar Hives」など。
今後、ニホンミツバチをTBHで飼育するための基本的な事項を一つづつ試験していきたいと思う。
2009/08/26
2009/08/18
パリのミツバチは国際派

ミツバチと花粉にまつわる記事がニューズウィークに。 (Newsweek Aug 3, 2009号)
フランスの田園地帯で作られるハチミツは、通常20種類くらいの花粉を含んでいる。ところが、パリ市内や郊外で集蜜したハチミツには最大250種類もの植物の花粉が含まれていた。
フランス国内に自生していない赤道付近の植物や、アフリカに分布するバオバブの木の花、時には大麻の花粉まで見つかることもあるそうだ。
移民の多いフランス、その多くの人達がパリ郊外で暮らしている。そんな人々により、色々な植物が正規のルート、あるいは密輸品として国境を越えて入ってきたのだろう。ハチミツに含まれる花粉の多様性は、人種や文化がモザイク状に混在するパリの人間社会を写す万華鏡、というのが養蜂家オリビエ・ダルネ氏の見解。
ミツバチ達も、パリ社会の変転に呼応して変化している様子が伺えて興味深い。
(写真は電子顕微鏡で見た花粉)
2009/08/17
可哀想な名前5選

昨日の“腐れダマ”から思い立ち、「可哀想な名前の野草トップフィイブ」を選んでみた。以下がその結果:
ヘクソカズラ (屁糞葛)
「屁」だけならまだしも、「糞」を加えてダメ押しをしなければならないほどの悪臭でもないのに。
ママコノシリヌグイ (継子の尻拭い)
茎の棘から、「継母→尻拭い」と連想するのはあまりに残酷。
ヤブジラミ (薮虱)
衣類に種子をくっつけるのは種の存続を願ってのこと。シラミ呼ばわりまでしなくても。
オオイヌノフグリ (大犬の陰嚢)
薄紫の上品な花は無視され、ルーペを使わないと分からないほどの小さな実が着目されたのは不運としか言いようがない。
ハキダメギク (掃溜菊)
牧野富太郎が掃き溜めで見つけて命名。真面目に名前を考えるのも面倒くさかった富太郎の心情がありあり。
2009/08/16
2009/08/15
東京人に教わった食キノコ

若い友人 AB夫妻が来訪。途中で見つけたというタマゴタケをお土産に持参した。カラフルでいかにも毒々しいキノコだ。
数冊の図鑑でチェックして見ると確かにタマゴタケという食キノコ。
ヨーロッパでは、”帝王のきのこ”と呼ばれるほど美味なきのこ、とある。(注1)
同時に、“日本でタマゴタケを食べる人はいるだろうか。いるとしたら、よほどのきのこの知識のある人である” と記述した本もある。(注2)
間違えやすい毒キノコのベニテングタケやタマゴタケモドキとの識別ポイントは写真で示した4点のようだ。
そういえばAB氏の生れは東京の郊外、桑畑と赤トンボに囲まれて育ったと聞いている。子供の頃からキノコにも馴染みがあったのだろう。とはいえ、お土産にタマゴタケを持参できるほどのキノコ通とは知らなかった。
注1)「山梨のきのこ (改訂版 )
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