2009/09/03

蜜源植物:ハチミツソウ


西東京市 (旧田無市) の東京大学農学部農場を拠点に活動する「東大農場・演習林の存続を願う会」の第200回観察記念 外部観察会が軽井沢町植物園で。参加者49名。

参加者の多くは “オタク” を通り越したセミプロ、プロの野草愛好家達。会話は、“花柄がドウノ、葉腋がコウノ” とついていけないので、自分は ミツバチの蜜源植物に的を絞っての独自観察会に。

そして目に止まったのが「ハチミツソウ」の標識。調べて見ると北米原産の多年草で別名ハネミギク(羽実菊)。学名 Verbesina alternifolia

8〜10月と花期が長く、良質の蜜を豊富に出す優秀な蜜源植物らしい。1961年、北海道農業試験場が養蜂用に日本で最初の栽培を始め全国の養蜂家に配布したとのこと。北海道や長野県などの一部地域に帰化した自生株も見られるが数は少ないらしい。“美ヶ原に咲いていた”というブログ記事はあるが、八ヶ岳周辺では見かけたことはない。

種子を入手し山荘の庭での栽培にチャレンジしてみようと思う。もし、蜜源植物として上質なものであれば八ヶ岳南麓日本ミツバチの会の会員有志にも広めたい。

(花の写真は Encyclopedia of Life から拝借)