2009/09/06

ノブドウの虫こぶ


山道を歩いていて、フト目に止まった真っ赤な突起物を付けたノブドウの葉。調べてみると、ヤマブドウハトックリフシという虫こぶということが分かった。タマバエという虫により作られ、中に黄色い幼虫が1匹入っている。9月に入ると虫こぶ部分が葉から離れて落下し、地上の虫こぶの中で幼虫は冬越しをするらしい。

自然の造形にはしばしば驚かされる。そして、「日本原色虫えい図鑑」などという虫こぶだけの本があることにも驚く。実に様々な専門家がいるものだ。