(Edinburghの冬 TheGuardian から借用)
約4万匹の蜂群が冬を越すために必要な貯蜜量は、冬が温暖な年には約15kg、厳しい気候の冬には約45kg . . . エジンバラ養蜂組合のWEBサイトから。冬の気候によって、越冬に必要な貯蜜量に3倍もの大きな開きがあるということに驚く。巣箱内を温めるための燃料の消費量が外気温によりそれだけ違ってくるということなのだろう。
エジンバラと大泉の気温を比較したのが下のグラフ。わが家の蜂場は標高1260mにあり、大泉集落(観測地点:標高867m)との温度差が2〜3度ある。冬の厳しさはエジンバラに近い。
そこで、エジンバラ養蜂組合の数値を参考にして、我家の蜂群に必要な越冬用貯蜜量を推計してみると「暖冬=5kg 〜 厳冬=15kg」という結果になった。「10キログラム = 約7リットル」が冬入り直前までに備えておきたい貯蜜量の目安、と考えても良さそうだ。
エジンバラ養蜂組合では、給餌のタイミングや、与える餌の季節ごとのレシピについても実にきめ細かく指導している。「冬期間給餌はしない」というわが家の基本方針も状況に応じて多少の修正が必要かも知れない。とりあえずは、冬入り前の貯蜜量と蜂数のチェックや、冬期間の巣箱重量の変化などをもう少し真面目に観察することにする。
注記:
1) 蜂の総数、蜂個体の体格の大き さ、巣板サイズ、巣箱容積などのファクターの比較差から大雑把に計算した推計値。
2) グラフは、2008年における「月ごとの最低・最低気温の推移」。気象庁大泉観測地点のデーターを借用。