山荘の庭に来る野鳥の中で、ヤマガラの人なつっこさは格別。テラスでコーヒーを飲んでいると、手の届きそうなところまで、親しげな顔つきで近づいてくる。
縁日の大道芸人が、「おみくじ引きの芸」をヤマガラに仕込んだのも、むべなるかなと思う。
調べてみるとヤマガラの芸は、つるべ上げ、鐘つき、梯子のぼり、乳母車押し、輪抜け、かるた取り、那須の与一、. . . 等々、「おみくじ引き」以外にも色々とある(あった?)らしい。(参考資料:「ヤマガラの芸—文化史と行動学の視点から」 小山幸子著 法政大学出版局)
「つるべ上げ」や「那須の与一」など、比較的シンプルな芸であれば、フィーダーにくるヤマガラの中から、一番利口そうなのを捕まえて自分でも仕込めそうな気がする。(飼育許可を取るのは至難の技だが抜け道もありそうだ。)
とりあえずは、他人様が作ってくれたネット上の “山雀御神籤”*注)を楽しみながら、大道芸人への転身の可能性も探って見ることにする。
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「小鳥に芸の教え方」、「近世大道芸人資料」、「見世物研究」など、その類いの書籍は結構ありそう。ただ、そのほとんどが絶版で、Amazonへの中古出品もない。神田の古書街を歩いて探すしかなさそうだ。
(注) 山雀御神籤は「凶」が出ても心配無用。もう一度開きなおすと「吉」や「大吉」に変わります。
追記:kakodayonさんがYoutubeにヤマガラ芸のすばらしい動画をアップしました。必見!
おみくじ芸
つるべ上げ
鐘つき
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