快晴。数年間放ったらかしていた庭の赤松の手入れ。混み過ぎた枝を間引き、枯れ葉を落とす作業。
随分前の話になるが
足立美術館で、 植木職人が一枝ごとに梯子をかけ、松葉を数本づつ手で抜いているのを見て驚いた記憶がある。込みすぎた松葉が借景を遮ってしまわないよう “透かし”を作るためとのことだった。
「庭師の勘どころ」(講談社)によると、松の手入れは、小枝すかし、新芽(みどり)摘み、古葉むしり、幹の掃除、. . . と、実に様々な作業があるようだ。
同書では、「よく手入れされたマツは、本当にほれぼれする美しさだ。とりわけアカマツの手入れのいいのを見ると、うっとりする。」とある。
”うっとり”にはほど遠いが、少なくとも久しぶりの散髪の後のようにサッパリはした。