ところが、思っていたより板幅のある桐板が入手できたので急遽方針を変更しTBH巣箱をもう一台作ることにした。今回のメインテーマは“内壁に巣板を接着させない形状”。
トップ・バーの板幅については、昨年の試験飼育で大分様子が見えてきた。33mm幅トップバーに微調整を加えながら試験飼育を重ねていけば最適解に辿り着きそうな気がする。
一方、“巣板の内壁接着”の問題は、まだ解決の糸口が見えてこない。側壁接着が起きると、“巣板ごとバーを一本づつを引き上げて内検できる” というTBHの大きな利点が失われてしまうので、なんとしても解決策を見出したい。
逆台形がその解決策、という欧米でのTBH飼育レポートをもとに、一昨年は逆台形TBHにトライしたが側壁接着を避けることができなかった(写真)。たった一群だけでの飼育結果だったなので、もちろんこれで逆台形は無効という結論を出したわけではない。
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だた、最近はウォーレ神父の縦型トップバー巣箱への興味が徐々に高まってきている。
縦に長い巣板は、ニホンミツバチの習性に合致していそうだし、側壁接着の問題解決のヒントも見つかりそうな気がする。
今回入手した桐板を使って、ウォーレ神父型巣箱を製作してみようかとも考え始めている。