久しぶりに甲斐小泉駅前にある平山郁夫シルクロード美術館へ。
平城遷都1300年記念した“シルクロード - 奈良への道” 特別展が今月22日まで開催されている。
多くの作品の中で特に印象に残った2点:
左:求法を終え砂漠の道を帰る僧侶たちの姿を描いた「求法高僧東帰図」。当時、仏教を学ぶための天竺への旅は多くの危険が伴い、途中で倒れ目的を成就できなかった求法僧も数多くいたと言われる。
右:
病に倒れた画伯が、病院で看護婦さんにメモ用紙を持って来てもらい、セロテープや画鋲でつなぎ合わせて次の新作の構想を練った襖2枚分ほどもの大きさがある未完の遺作「平城京(大下図)」。
どちらにも求道者の姿。