09:15
巣門から溢れ出す蜂の群れ。今日は、散水と巣門閉鎖を併用。やがて既に巣箱外に出て旋回飛翔をしていたグループも巣箱前面に集結。
巣内は例のごとく全員が狂騒状態で駆けずり回わる騒動。
15:20
前回の未遂事件ではこの時間帯には逃去計画を断念したことを思い出し、試しにと巣門閉鎖を解除。
巣門を覆うように集り出した蜂の姿を見て、これは「逃去断念」のサインと解釈。
(入る蜂より、巣内から外に出る蜂が多い時には、蜂球は巣門全体を覆わないで一部開けているのが通常の姿。)
この判断は見事に外れ、アッと言う間に再度の旋回飛行を開始。これまで巣箱内に閉じ込められていたグループも次々と巣箱外へ出て合流している。
外に出た蜂はどこかに蜂球を作るでもなく、地上低くを飛んで時折小さな固まりを作るグループ、他の巣箱へ近づいて攻撃を受ける蜂、テラスのガラス天井や、作業場内に入ってにたむろす蜂、. . . と行動は支離滅裂。統一された「意思」が全く見られない喧噪が夕方暗くなるまで続いた。
巣門前に全員が帰還したのは夜の8時近くなってから。
夜の巣箱内では、巣箱前面部で蜂球を作り、移住時に挿入した後方の育児圏巣板6枚にまとわりつくは蜂の姿はない。
まだ、自分達の巣箱と認めておらず、一夜の仮の宿という雰囲気がありあり。「明日も逃去計画あり」と判断。