2010/08/17

「逃去未遂」事件勃発!

08:30
朝寝坊をしているベッドの中に聞こえてくるブウォーンという響き。
庭に出てみると次々とミツバチが巣門から飛び立ち、既に上空で始まっている旋回飛行へ加わっている。観察窓からのぞくと巣内は興奮のるつぼ。全ての蜂が半狂乱の様相で走り回っている。

08:50
分封群に比べ逃去群はより遠くへ蜂球を作るのがこれまでもしばしば体験したこと。
蜂雲が徐々に西隣地の上空へ移動しているので今回も追尾は無理なのでは、と半ば諦めかけていた時に蜂雲が再び我家の方向へUターン。ほどなくして庭の赤松の幹に集結し始めた。

巣箱周辺では生まれたばかりでまだ飛ぶことのできない成虫が50〜60匹芝生の上を這い回っている。これは分封時には見かけたことのない光景。
巣を放棄する逃去では、まだ飛べもしない若蜂も巣外へ出ざるを得ないのだろうか?それとも、彼女等も間もなく飛べるようになって逃去群に合流できるのか?

09:10
長かった群れが徐々に一体化し蜂球を形成。一昨年、分封群が蜂球を作ったのと同じ位置だ。ただ、まだ全員が頭を上に向けて整列した状態ではない。

巣門にまだ装着されているSスクリーンが女王蜂の出奔を阻止していれば、この蜂球は再び元巣箱に再び帰ってくる可能性もある。自然帰巣と強制捕獲の二段構えで様子を見ることに。
09:30
赤松の蜂球が下の方から徐々に崩れ出した。蜂球を離れた蜂は元巣箱へ飛んで帰り巣箱前壁に集ってきた。

10:30
1時間近くかけてほぼ全ての蜂群が本巣箱に帰還。

この状態が夜の9時過ぎまで続き、深夜になってやっと全員が巣箱内へ。

真夏の昼の逃去未遂事件も一件落着。