薄暗くなり始めた夕方、粉雪が斜めに吹きつける光景は、なんとなく「
不毛地帯」のエンディングシーンの雰囲気だ。
ドラマ不作の最近のテレビ番組の中で、木曜夜の「
不毛地帯」だけは待ち遠しく見た作品。山崎豊子原作の骨太のストーリーが楽しめた。「白い巨頭」もそうだったが、“女性作家”が、“男の心理“をかくも緻密に描くのには本当に感心する。(あるいは、女性だからこそ描ける?)
エンディングテーマのトム・ウェイツ(Tom Waits)の
“トム・トラバーツ・ブルース”も印象的だった。(「白い巨頭」のヘイリー(Hayley)の
“アメイジング・グレイス”もそうだったが。)
夜10時、既に外気温はマイナス7度。今夜は湯たんぽが必需品。