ブログ読者からの示唆を受けたこともあり、自分でもTBH(トップ・バー・ハイブ)巣箱の設計に「實驗養蜂新書」の著者、吉田翁の知恵を組込んだトップ・バー(上桟)を試作してみることにした。
吉田式巣箱では、1寸1分巾の天板巣枠を隙間なく並べている。
巣板の厚さ8分、ビー・スペース(同書では“作業場”) が3分で合計1寸1分(=約33mm)巾の巣枠。この吉田翁の巣枠から、左右と下部の棒板を取り外せばニホンミツバチ用のトップ・バー幅になる。
市販されているニホンミツバチ用ラングストロース式巣枠では、巾30mm + 隙間5mm の「35mm」、イギリスのチャンドラーおじさんが推奨するスペックは「35-36mm」。
セイヨウミウバチより一回り身体の小さいニホンミツバチにとって、「33mm」は理にかなった寸法のようにも思えるのだが . . . 。
(上図は、国立国会図書館 近代デジタルライブラリー「實驗養蜂新書」45/86〜47/86から抜粋引用。)
追伸:2015/11/05
- 日本ミツバチには、バーの間隔(中心線と中心線)は33mmが適当
- スターターは三角棒でOK。三角棒は最小のサイズで良い。
- トップ・バーへの三角棒の付着は、釘や木工ボンドよりグルー・ガンが工作しやすい。