お目当ては、歩道にできる本の回廊 “青空掘り出し市” 。
と言っても、掘り出し市で、掘り出し物にぶつかったためしはこれまで一度もない。
今日の目標物は、井上圓了著「真怪」と、吉田弘蔵著「實驗養蜂新書」の2点。*(注)
古本というより稀書・珍本の類いに入る両書が街頭に並ぶはずはないが、“もしやいくつかの手違いが積み重なって” との期待を持って探したが、もちろん今回もそんな手違いは起きていなかった。
ついでに「金子みすゞ全集」も当ってみたが、案の定こちらも店頭には全くなし。
神保町古書街の5時間は、山歩きの5時間よりはるかに足が疲れる。
注記:
どちらも国立国会図書館 近代デジタルライブラリーで一般公開されているので読書には問題ない。できれば原本を手元に置きたくて探しているが神保町にもなかなか現れない。(井上圓了「真怪」、吉田弘蔵「實驗養蜂新書」)