2010/10/05

最高地点


ナギナタコウジュの花粉を集めるニホンミツバチを撮影したのは、県立八ヶ岳牧場天女山分場近くの道路脇、標高 1460mの地点。

座右の指南書、「古典で学ぶ養蜂技術」には次のような記述がある。
ミツバチは海抜2,000尺(606メー トル)前後が最も適しており、5,000尺(1,515メートル)以上の地は全く不適当で、500尺(152メートル)以下の地は、種蜂の存続は甚だしく 困難である。

地図上で、撮影地を基点にミツバチの採餌圏半径2キロをマッピングしてみると、 清里や大泉集落の一部をカバーする。ということは、どこかで飼育されている群から、花粉集めにここまで出向いて来たのだろうか?

それともこの近くにに自然巣があるのだろうか?以前、この牧場の上空をミツバチ分封群が飛行するのを牧場職員が見た、と聞いた記憶がある。もしそうなら、“日本の最高地点のミツバチ自然巣群” の可能性もある。というより、なんとなくそうであって欲しい気がする。
もし自然巣が見つかれば、すぐ近くにある「JR鉄道最高地点」に負けないような標識を建ててやるのだが . . . 。