2010/10/14

越冬用ハチミツ


八ヶ 岳高原でのベストの採蜜時期はいつか?

この疑問への解答の糸口を掴もうと、今年の採蜜は3つのグループに分けて行うことにした。

A:  7月に採蜜する群
B:  10月に採蜜する群
C:  採蜜は一切しない群(=来年春に採蜜?)

今日採蜜したのはBグループのひとつ 東花畑群の三次分蜂群(LA式巣箱、巣枠入り)。巣箱の重量は38.28kgとかなり重い。空巣箱の自重が8.0kgなので、巣枠や巣板の重さを考慮してもかなりの蜜を蓄えているようだ。

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蜜蜂が越冬用に必要な貯蜜量は . . .
  • 藤原誠太氏によると「15,000匹の蜂群で約7Kg」 (注 1)  
  • エジンバラ養蜂組合のガイドラインでは「暖冬/6kg〜厳冬/17kg」  (注2)
今日の採蜜は貯蜜圏巣板3枚だけにし、後は蜜蜂自身の越冬用として残した。まだ、正確な計測は行っていないが、この程度であれば、藤原氏、エジンバラ養蜂組合の両者の基準をクリアするだけの貯蜜は巣内に残ったはずで、越冬前の砂糖液給餌の必要性もないだろう。

(注1) 藤原誠太著「だれでも飼える日本ミツバチ」p100
(注2) エジンバラ養蜂組合での“蜂群数約4万匹”をベースにした必要貯蜜量を1万5千匹に比率換算。