2011/05/08

分蜂群捕獲ネットの使い方

5/8  晴天とはいえ樹々の梢を大きく揺らすような強い風。時折突風のような風も吹く。この天候では今日の分蜂はないだろうと思っていた矢先、突然カナルシャ群が分蜂(1次)を開始。

10:30  カナルシャ群巣門の光景


11:00  蜂球形成は地上高3.5mの赤松の太枝。全員頭を上に向けて整然とした蜂球が完成したのは11:00。
敷地内の待受巣箱には偵察蜂の飛来は見られないので強制捕獲の方針を決定。


11:20巣箱への直接取込みは枝木が絡み合って難しそう。で、捕獲ネットの出番。



11:27  一回目の捕獲で女王蜂も取込んだと思われる。念のため、蜂球のすぐ近くに捕獲ネットを吊るして、取り残し組や、空中に飛び散った蜂がネット内の女王蜂の近くに集結するのを待つ。


12:20
脚立を使用して取込み巣箱を捕獲ネットの直下に設置。
捕獲ネットの開口部を巣箱の巣門を覆うようにセット。次にネット頂部を下方に下げる。


12:05  ネット内で蜂球を作っていた蜂は、蜂球を解いて、上へ上へと這い上がる。そして、巣門から次々と巣箱内へ。


13:00  ネットを外し、女王蜂の逃亡を防ぐためのSスクリーンを設置。Sスクリーンの蜂の出入りを観察し、外へ出ようとする蜂より、中に入ろうとする蜂の方が多ければ、女王蜂はまず間違いく巣箱内にいる。



取込み巣箱はしばらくこの位置に置いたままにして、周辺に飛散した蜂が全て巣箱内に入るのを待つ。暗くなったら巣箱を所定の場所に移動して分蜂捕獲は一件落着。

気象庁大泉測候所の記録では:午前10時〜午後3時の間の気温は21.3度〜22.9、風速5.2〜8.0 m/s。