2011/05/29

雨中の巣立ち

昨日の夕方巣立ちを確認したフクロウの雛。今朝も、巣箱から15メートルほど離れた同じ木の枝に止まっている。

昨夜から降り続いている冷たい雨で羽根がずぶ濡れで寒さに震えているようにも見える。この天候では親鳥も十分な餌を与えることができていないのかも知れない。

予報ではこの雨はまだしばらく続きそう。巣立ち直後から自然の中で生きる厳しさを味わわされている。試練に耐え、逞しく育って八ヶ岳南麓の森の住民になってくれることを祈るばかり。

追記: 5月30日
止まっていた木の下でフクロウの死骸を発見。「営巣〜抱卵〜育雛」の長い期間を無事に終えたというのに、最後の旅立ちで躓いてしまった。これが野生に生きる厳しさだとは言え、あまりにも短いフクロウの一生に黙祷。