2011/05/15

5/15 分蜂速報

不可解なハプニングに遭遇した一日。

今日起きたカナルシャ群(2次)と、TBH簡易観察巣箱群(1次)の二つの分蜂。分蜂直後の蜂球が一つに合体するのを目撃した。初めての体験。
まだ事態を理解できていないが、とりあえず起きたこと、見たことの記録。

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12:05
巣門から蜂が溢れ出しカナルシャ群の二次分蜂スタート。

12:35
先行部隊の旋回飛行に、後続組の追従がなかなか進まず、やっと蜂雲らしい姿ができたのは30分ほど後のこと。
(蜂雲出現は、分蜂開始とほぼ同時か、せいぜい数分後が、これまでの経験。やや奇異。)
12:40
集結した場所は、樹高2m少々、そう太くもないマメザクラの幹。それも地上スレスレの根元。このような蜂球設定位置も初めての出来事。
12:45頃には蜂球への集結はほぼ終了。
12:48
蜂球形成位置から7mほど離れた位置に置かれているTBH簡易観察巣箱群が分蜂を開始。

12:55
やや高めの空中で旋回していた簡易巣箱群の蜂雲が徐々に高度を下げ、カナルシャ群の蜂球に合流し始めた。え!なんで!

13:30
三本の分かれた幹の形状、広がった蜂球は一部地面上にも達し、コンパクトにまとまる動きがない。
巣箱への直接取込み、ネット捕獲、昆虫網・ちり取りすくいのどれも難しそう。手で掴んで取込むのが一番確実そうだ。

ポイントは女王蜂を取込むこと。蜂球中心部に女王がいる可能性が高いだろうと、両手で包み込んだ蜂を蜂球から静かに引き剥がし巣箱床面にそっと置く。
素手で触れる蜂球はホンノリと暖かく、お互いがしっかりと手足を絡め合っている様はマジックファスナーのような感触だ。

手のひら一杯の蜂を4回巣箱に移し作業を中止して様子を見ていると、蜂球の蜂が巣箱入口へ飛んで入り、巣箱内部では床を這い、壁を伝って上方へ登っている。
女王は既にに巣箱内へ移したことを確信。

後は、「巣箱を所定の位置へ移動 → Sスクリーン設置 → 給餌→ Sスクリーンを外す」といつもの手順どおりの作業。

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異なる2群の分蜂群が合体して一つの蜂球を作る。それも、喧嘩もしないでしごくスムーズにだ。今、このコロニーでは2匹の女王が共存している?

不可解で奇妙な初体験。Webで関連情報を検索し、文献を探してもう一度今日見た事実を整理したい。