2011/05/12

5/12 分蜂速報

逃去!or 分蜂未遂?

5月9日に捕獲したLA 緑群の1次分蜂。今日巣内をのぞいて見るとほんの一掴みの蜂が残っているだけ。残留組はほとんどが若い蜂で、女王蜂の姿も見当たらない。

ただ、9日の分蜂が“分蜂未遂”だった可能性も捨てきれない。と言うのも . . . . .


  • 5月9日の巣箱への取込み作業では特に大きなトラブルもなく、蜂球のほとんどを取込んだはずだ。ただ、夕方、取込み時には完全に閉めていた巣門を開けSスクリーンに切り替えた時やや気になる行動が見られた。

  • 巣箱内から一斉にSスクリーンをかいくぐって外に出ようと溢れ出る蜂(①)。飛行先は、一部は誘導板(②)、他の蜂は元巣箱(③)へと帰っているように見えた。
    強制捕獲後、蜂球を作った場所へ戻る蜂が出るのはこれまでもしばしば見かけた光景。しかし、元巣箱に帰ろうとするのはめずらしい。帰巣蜂と元巣の門番蜂の間で闘いが起きている気配もない。

  • 夜、取込み巣箱にはまだかなりの数の蜂で塊を作っている。であれば、女王蜂もこの中にいるに違いないと、Sスクーンはそのままにした。
  • その後の2日間はかなり激しい雨天。時折Sスクリーンを出入りする蜂の姿は見られたが、特に異常は感じなかった。もちろんこの間に一斉に逃去する光景も確認していない。

  • Sスクリーン内側のある多くの雄蜂の死骸。身体が大きくてSスクリーンを通り抜けられなかったのだろう。であれば、女王蜂がこの2日の間にSスクリーンを抜け出したとは考えにくい。

  • 以上の諸々から察すると . . .
    (a) 9日の分蜂では女王蜂は巣箱の中から出ていかなかった。
    (b) だから、取込んだ分蜂蜂球の中に女王蜂はいなかった。
    . . . との疑問が湧いてくる。

    明日、天気が回復し元巣箱の王台などのチェックができれば、もう少し事態を解明できるかも知れない。