2009/01/30
2009/01/28
プレシーズンマッチ開幕
星空のロマンス . . . 「蜂の巣星団」つづき
昨夜寝床で読んだ野尻抱影著「星空のロマンス」(筑摩書房発行)に、“蜂の巣星団”に関する記述があった。
「イギリスでは別にビーハイヴ(Beehive)すなわち蜂巣と呼んでいる。この名は比較的近世のもので起源は分明(ぶんみょう)ではないそうである。」
“ 起源は分明でないそうである” の記述がひっかかるが、文献調査はイギリスに絞り込んでいいということは確かなようだ。
同書には、この星団が吉凶の占いや、天気予測と結びつけられていたとも述べられ、天気に関しては次ぎの二つの文章が紹介されている。
ローマの博物学者プリニウス . . .
「もし晴夜にプレセペが隠るることあれば暴風雨至るの兆しなり」
ギリシャの詩人アトラス 注/秣槽(かいばおけ)はラテン語名プレセペの意味
晴れたる夜にも秣槽忽然と消ゆれば
二つの星転(まろ)び合いて近づくとも見ゆることあり。
この時は風雨あるとも牧場を浸すに至らず。
秣槽は暗く、星は二つながら
変わることなければ、雨至る兆しなり。
もし北なる驢馬雨雲に淡(うす)れて、
南なる驢馬輝きて見ゆれば南の風起こる。
もし雨気と光と星を代ゆれば北の風の兆なり。」
余談 その(1):
明治40年、早稲大大学の英文科を卒業した野尻抱影は山梨県立甲府中学の先生として赴任し、毎晩、星空眺めていたそうだ。野尻抱影も自分と同じく八ヶ岳や南アルプス上空の星空を見ていたのだ。そして一方は、星にまつわる珠玉の随筆を数多く残した。
余談 その(2):
「星空のロマンス」は、20年ほど前に新本(初版本)を2500円で購入したもの。インターネットをみると“コレクター商品”と称して18900円で売っている輩がいる。それも“第2版”ものをだ。
2009/01/27
2009/01/26
CCD 八ヶ岳版?
八ヶ岳南麓日本ミツバチの会 (八蜂会) の「養蜂作業ノート」編集会議。その合間に気になる話を聞いた。
ED氏の飼育していた蜂群6箱。次々と蜂の数が減っていき、年末には、最後の巣箱ももぬけの空になってしまったそうだ。話の内容では、“逃去”という蜜蜂本来の生態行動とは違うようだ。
氏は八蜂会の中でも養蜂経験が最も豊富なメンバーの一人。昨年、飼育蜂を失ったという八蜂会メンバーは他にもかなりいる。女王蜂がいなくなった「女王蜂事故死」説、飼育者がチョッかいを出し過ぎて嫌われた「過保護家出」説などが理由として語られているが、あくまで推測の範囲を出ない。
今回のED氏のケースを聞いて“農薬禍”の疑念が頭をよぎった。それともアメリカで話題の蜂群崩壊症候群(CCD) の予兆?
養蜂作業ノート以上に気になる話。本気で調べてみよと思う。
もっと低地に養蜂場用の土地を借りようかとも考えていたがこの案はしばらく凍結だ。当分は、採蜜圏に田畑や果樹園のない今の高地森林での養蜂に専念し様子を見ることにする。
(写真は昨年6月12日、CCDを取り上げたNHK“クローズアップ現代”の記事 。一部合成)
2009/01/25
2009/01/23
2009/01/19
2009/01/18
伐採作業 1/3 作業現場は「山賊の隠れ処」
疲労困ぱいの3日間だった。
去年の年末、M商事社長から「薪のいいのが出そうだから取りに来ない」との連絡。16-17-18の三日間、朝4時半に起床し、立川のM商事本社へ。そこで造園事業部の作業員と合流して現場に出向いた。
作業現場はNK氏の別荘敷地内。樹齢70〜100年のケヤキ大木の枝落としが作業内容だ。切り落とされた枝から、薪として使えそうな部位を切り取るのが自分の役割。
この地で生まれ育ったNK氏は、かっての生家跡地に別荘を建て利用している。氏によると、「この集落は、昔、甲州街道を行き来する旅人を襲う山賊が隠れ処として住み着いたようだ」とのこと。いかにもそれらしい雰囲気が残る峡谷の最奥端。手が届きそうな眼前に小仏峠がそびえ、すぐ近くには照手姫が住んでいた美女谷温泉がある。
去年の年末、M商事社長から「薪のいいのが出そうだから取りに来ない」との連絡。16-17-18の三日間、朝4時半に起床し、立川のM商事本社へ。そこで造園事業部の作業員と合流して現場に出向いた。
作業現場はNK氏の別荘敷地内。樹齢70〜100年のケヤキ大木の枝落としが作業内容だ。切り落とされた枝から、薪として使えそうな部位を切り取るのが自分の役割。
この地で生まれ育ったNK氏は、かっての生家跡地に別荘を建て利用している。氏によると、「この集落は、昔、甲州街道を行き来する旅人を襲う山賊が隠れ処として住み着いたようだ」とのこと。いかにもそれらしい雰囲気が残る峡谷の最奥端。手が届きそうな眼前に小仏峠がそびえ、すぐ近くには照手姫が住んでいた美女谷温泉がある。
伐採作業 2/3 想像以上の重労働
伐採作業 3/3 J-マートの薪は安い
現場の職人達と付合いには、サラリーマン時代の人間関係とは違った楽しさもがある。
一番大きいのは、自分で汗をかいて作った薪の炎は格別に暖く感じる、と言うことだろうか。
自分のチェーンソーの扱い振りを見かねてのことだろう。「来月、チェーンソーの社内研修会があるのでぜひ参加したら」との誘いを受け3日間の臨時造園作業員の体験を終了。疲れたが爽快感は残った。
2009/01/17
寒いほどお得フェアー
山梨日日新聞によると清里恒例の「寒いほどお得フェアー」が今日から始まったようだ。気温が下がるほどレストランのメニュー料金が安くなる。去年は、レストランロックのベーコンカレーを半額で何度か食べさせてもらった。
今年も時折利用させてもらおう。
(写真は清里観光振興会のホームページから無断借用)
あれからもう14年
薪材伐採作業へ向かおうと、早朝、車のエンジンをかけた直後にラジオから聞こえてきたチャイムの音。神戸の東遊園地で行われている阪神淡路大地震追悼イベントの黙祷の予鈴だった。
あの日、地震のことを知ったのは海外出張に向かう成田空港の出発ロビー。「火災が発生している模様です。煙が立ち上っています」というTVニュースが、その後、6000人を超す死者を出す大惨事の始まりとは露だに思わなかった。
デンマークに着いてホテルのTVが伝える死者の数が日ごとに増えていく。英語ニュースではもどかしく、仕事が終わると、当時、コペンハーゲンで唯一日本語の新聞を置いているホテルへ毎日読みに行ったことを思い出す。
神戸へ転勤したのはその半年後。まだ、空地や公園に瓦礫の山や仮設住宅は見られたが、街は既に片付けられ、神戸事務所の人達も震災時のことを “想い出” 話風に語り始めた頃だった。あれからもう14年が経った。
あの日、地震のことを知ったのは海外出張に向かう成田空港の出発ロビー。「火災が発生している模様です。煙が立ち上っています」というTVニュースが、その後、6000人を超す死者を出す大惨事の始まりとは露だに思わなかった。
デンマークに着いてホテルのTVが伝える死者の数が日ごとに増えていく。英語ニュースではもどかしく、仕事が終わると、当時、コペンハーゲンで唯一日本語の新聞を置いているホテルへ毎日読みに行ったことを思い出す。
神戸へ転勤したのはその半年後。まだ、空地や公園に瓦礫の山や仮設住宅は見られたが、街は既に片付けられ、神戸事務所の人達も震災時のことを “想い出” 話風に語り始めた頃だった。あれからもう14年が経った。
注記:
写真は、国土交通省「写真で見る阪神淡路大震災」から拝借。空港のテレビで見た煙は、細い煙が1〜2本立ち上っているだけだった。あれは、火が出た直後の光景だったのだろう。
写真は、国土交通省「写真で見る阪神淡路大震災」から拝借。空港のテレビで見た煙は、細い煙が1〜2本立ち上っているだけだった。あれは、火が出た直後の光景だったのだろう。
2009/01/15
2009 せたがやボロ市
「せたがやボロ市」に行ってきた。
1578年、小田原城主、北条氏政がこの地に開いた楽市が起源と言われ、今年が431年目だそうだ。骨董品や古民具だけでなく、日用雑貨、農機具、植木、食品、. . . と扱い品は多種多彩。約2kmに渡って700以上の店が並ぶ。
色々買い込もうと張り切って出向いたが、おもしろそうな店や品物が多過ぎて、かえって “買い” の決断が難しい。ほぼ一日歩き回って手にいれたのは、仙台からと来たという焼印屋さんの焼ごて一本だけ(3000円)。ミツバチの巣箱の紋にしようと思う。
古来から日本の森林に野生するニホンミツバチは、地方によってはヤマンバチとも呼ばれる。焼印は、「山八 → 山蜂 → ヤマンバチ→日本ミツバチ」のつもりだが、そこまで深読みしてくれる他人様はまずいそうにない。
1578年、小田原城主、北条氏政がこの地に開いた楽市が起源と言われ、今年が431年目だそうだ。骨董品や古民具だけでなく、日用雑貨、農機具、植木、食品、. . . と扱い品は多種多彩。約2kmに渡って700以上の店が並ぶ。
色々買い込もうと張り切って出向いたが、おもしろそうな店や品物が多過ぎて、かえって “買い” の決断が難しい。ほぼ一日歩き回って手にいれたのは、仙台からと来たという焼印屋さんの焼ごて一本だけ(3000円)。ミツバチの巣箱の紋にしようと思う。
古来から日本の森林に野生するニホンミツバチは、地方によってはヤマンバチとも呼ばれる。焼印は、「山八 → 山蜂 → ヤマンバチ→日本ミツバチ」のつもりだが、そこまで深読みしてくれる他人様はまずいそうにない。
蜂の巣星団
寒風の中に満天の星空。夜12時、双眼鏡を持ち出して夜空を眺めると“冬の大三角形”は既に西空に移り、東の空に春の星座が顔を出している。
今夜の目的は春の星座「かに座」。その甲羅にあるプレセペ散開星団(M44)だ。この星団が別名「蜂の巣星団」(Beehive Cluster)と呼ばれていることに興味をひかれた。
どの本にも、名称の由来は「星の塊が蜂の群れに似ているから」とだけしか書かれていない。しかし、夜空に無数にある星の中で、この星団が特別に蜂の巣に似ているようにも見えない。
蜜蜂の生態と星団の動きの間になにか関係があっての命名ではないか、と勝手に推測している。
蜜蜂の分蜂が始まる時期、この星団が南中にくるという動きも怪しい。今年の春は蜜蜂に加え、かに座の動きにも注目だ。
(写真はWIKIPEDIAから拝借したプレセペ散開星団。自分のカメラでは上手く写らない。)
追記:1/27
昨夜遅くまでWEBで探したら、「夜空は澄んでいる。でもプレセペ星団の姿は見えない。大嵐が近づいているのだ。. . . 」(という意味の)古代ギリシャ詩が2篇あるとの記述が見つかった。ミツバチは遠くの雷鳴を感知して巣箱に逃込むと言われている。推論の糸口が見えて来た。
2009/01/13
2009/01/12
2009/01/11
2009/01/10
土光敏夫氏とメザシ
いい番組だった。
10:05〜11:25放映の「NHKアーカイブス特集」。松下幸之助、土光敏夫、緒方貞子の三氏へのインタビュー。
- オイルショック後の政治の役割を述べる松下幸之助氏。(1975年放送)
- 行政改革に85歳の公憤を燃やす土光敏夫氏。(1982年 ” )
- 自分の信念に従って決断を下す緒方貞子国連難民高等弁務官。(2001年 ” )
そのミッションで、裏方として土光氏に同行し、早朝から早晩(土光氏は朝早くから活動し、夜は早い時間に就寝する人だった)、その立ち居振る舞いや言動に感銘を受けた身には、その視察旅行の思い出をオーバーラップさせながら番組に見入っていた。
三氏の口から語られる深くて重い言葉。昨日と一昨日、国会予算委員会TV中継で聞かされた駄辯・詭弁の羅列との落差大きい。
蛇足:
かって、NHKの番組中で放映された、メザシのおかずで夕食をとる土光氏夫妻。このテレビ映像で、「土光敏夫→メザシ→質素な生活」というイメージがすっかり定着したが、土光夫妻がいつもメザシを食べていたわけではない。
かって、NHKの番組中で放映された、メザシのおかずで夕食をとる土光氏夫妻。このテレビ映像で、「土光敏夫→メザシ→質素な生活」というイメージがすっかり定着したが、土光夫妻がいつもメザシを食べていたわけではない。
大学発パソコンデスク
近所の大学の粗大ゴミ置場で雨ざらしになっていた古い教卓。水で洗い、足を切り詰め、ガタつきを補修し、ササクレだっていた木目をタワシで磨き、椿油を擦り込み、. . と手を加えたらアンティーク風PCデスクに変身した。
ナイフの切傷、マジックの落書き、タバコの焦跡など、想像を膨らませてくれる痕跡も楽しい。
ちなみに、手前の木製椅子とカサスゲ製敷物も自家製 。“あぐらをかいて座る椅子”がデザインコンセプトだ。
材料のカサスゲは、近くの野原で鎌で刈り取り、天日に干し、手編みで作った究極のエコグッズ”、というのも製作者の自慢の種。
これまでベランダの片隅でホコリをかぶっていたが、やっと居場所が見つかった。
(23:00 外気温 -10℃、巣箱壁面 -8℃)
ナイフの切傷、マジックの落書き、タバコの焦跡など、想像を膨らませてくれる痕跡も楽しい。
ちなみに、手前の木製椅子とカサスゲ製敷物も自家製 。“あぐらをかいて座る椅子”がデザインコンセプトだ。
材料のカサスゲは、近くの野原で鎌で刈り取り、天日に干し、手編みで作った究極のエコグッズ”、というのも製作者の自慢の種。
これまでベランダの片隅でホコリをかぶっていたが、やっと居場所が見つかった。
(23:00 外気温 -10℃、巣箱壁面 -8℃)
2009/01/09
いよいよカンジキの出番
2009/01/08
留守中の出来事 3/3 水飲み場
留守中の出来事 2/3 鹿除けネット
留守中の出来事 1/3 蜜蜂
2009/01/07
2009/01/04
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