2012/05/24

フクロウ巣箱の巣材回収

八ヶ岳自然クラブフクロウグループの巣材回収作業。

雛が巣立った直後、小動物や昆虫・バクテリアなどに荒らされる前に、巣箱内の遺留物を収集してフクロウの生態を探ろうというもの。

孵化しなかった卵、ミイラ化した脚、高価そうな毛皮、. . . と、巣箱の中は実に様々で、一つとして同じ様相を呈しているものはない。

これらの小さな遺留品の背後には、それぞれ自然界の壮絶なドラマがあったはずで、それらを想像しながらの作業には、ミステリー小説を読むような楽しさがある。

回収した巣材は、研究資料として麻布大学へ提供することになっている。個人的には科捜研の榊マリコ研究員に分析を依頼したいのだが、この分野では科捜研より麻布大学獣医学部の方が権威があるようだ。