2012/11/19

フクロウシーズン始動

今日と明日の2日間は八ヶ岳自然クラブ・フクロウグループの巣箱点検作業。

点検作業は年2回実施する。一度目は6月下旬頃、雛が巣立った直後の巣箱内をチェックして、雛の糞や食料の残滓を調べてフクロウの食性を調べる。もちろん、営巣はしたが雛の巣立ちまで至らなかった原因を示す痕跡を見つけるのもこの時の重要な作業目的だ。

第二回目の作業は晩秋〜初冬に行う。
夏から秋にかけてはフクロウは巣箱を使用しない。その空き家の時期をねらって、野鳥、ハクビシンやテンなどの小動物、時にはスズメバチが巣箱を無断借用する。
それら不法侵入者が汚した後片づけをして、巣箱内を小ぎれいにしておかないと下見にきたフクロウ夫婦が入居してくれない。

今日の発見で特筆すべきものは、
  • 巣箱の屋根にタップリと溜められたテンの糞
  • 巣箱内に残されたカラスの嘴
  • 恐竜の骨格モデルそっくりのタヌキの死骸
特にタヌキの死骸はテンの仕業ではと推測する。この頭部が巣箱の中に運び込まれるまでには壮絶なドラマがあったであろうことを伺わせるような遺留品だ。