プラザ・シンガプーラ(Plaza Singapura)のウィンドウショッピングで目に止まった巨大なミツバチ巣板、熱帯雨林蜂蜜(Wild rainforest honey)の専門店でオオミツバチの巣から採蜜したオーガニックな天然野生蜜を販売していたので迷わず1瓶購入した。
以前から熱帯雨林蜂蜜には興味があったが、街中の食料品店などで見かけることはまずない。以前に旅行したマレーシアのハニーショップでもずいぶん探したが熱帯雨林蜂蜜は扱っていなかった。
*オオミツバチ(英名: Giant honeybee 学名: Apis dorsata)
購入したのは600g入ボトル一本がSGD $ 80 (約6,400円)だから通常のハチミツ価格に比べるとかなり高価だ。
チュアラングハニーのセールスポイントは、甘味料としてではなく医薬効果のようで、店頭のディスプレイや店員さんの説明もそのコンセプトで貫かれている。
適応症は、便秘、喘息、不眠症、結核、癌、胃腸障害、痛風、腰痛、心臓病、腎臓病、糖尿病、高血圧、骨粗鬆症、アンチエイジング、. . . と聞くと、やや眉唾的な疑念を感じなくもないが、”8日で咳が止まり、4本飲んだら便秘が治る。でなければ代金はお返しします”とまで広言するからにはそれなりの根拠もあるのだろう。
チュアラングハニーの医薬効果が注目されてきたのは最近のようで、ラボテスト、動物実験などの研究論文はネット上で数多く見つかる。医薬品として認可されているマヌカハニーとの成分比較などもあり、既に臨床試験が行われている症例もあるようだ。
ニホンミツバチの作る蜂蜜同様、チュアラングハニーも多種の花蜜がブレンドされた百花蜜(multiflora honey)。その点を売りにして、単一花蜜のマヌカハニーよりさらに高い医薬効果が期待できると喧伝している文献もある。濃厚な色合いや独特のオーガニックな風味には漢方薬的な雰囲気もあり、素人目にはなんとなく効き目がありそうに感じるのだが(?)
追記:Tualang honeyは日本でもネット販売されていることが分かった。Black Wild Honeyの名称で 200g 8,618円(税638円)とシンガポールの3倍の価格。