今年は7年に一度(=6年周期に)催される諏訪大社の御柱祭、でも新型コロナのせいで今回の祭事催しは大幅に簡略化されるらしい。であれば、せめて御柱だけでもじっくり見ておきたいと、今日は諏訪神社上社の御用材仮置き場へ出かけた。樹齢200年超、長さ約18メートル、重さ約7トンと言われる8本の巨木が、冠雪の八ヶ岳連峰を背景に並べられている光景に厳かさを感じる。
これらの御用材は、4月2日の”山出し”の日にこの地を出発し、途中、急坂での”木落し”、宮川を渡る”川越し”、騎馬行列や長持ち行列などの華麗な時代絵巻を繰り広げる”里曳き”と、約20キロの道のりを氏子によって運ばれ、6月の宝殿遷座祭で諏訪上社の前宮と本宮それぞれの社殿四隅に曳き建てられて御神木となる。
(左 現在建っている本宮一之御柱 右 今年建て替えられ予定の御用材)