2009/12/26
山小屋納め
部屋を大掃除し、布団を干し、作業室の工具類に油を注し、玄関ドアには手作りのしめ飾りも付けた。
今年も一年間、八ヶ岳の生活を満喫させてもらった。
四季折々に美しい姿を見せてくれた自然、それを守り続けてきた地元の方々、そして、この地で知己を得た多くの人達。それぞれに感謝。
今日から山を下り、東京で正月を迎える。バードフィーダーもヒマワリの種で満杯に。
2009/12/25
シイタケ原木
快晴で無風。日中の気温は5度前後の暖かさ。
絶好の“
空師日和
”に恵まれ、なんとか年内にシイタケ原木の準備を終えることができた。
シイタケ栽培における我が指南の書、
「シイタケの絵本」(農文協)
には . . . “いちばんよくシイタケが出てくるのは、直径8〜12センチ、サクラ肌、チリメン肌と呼ばれる木肌” . . . とある。
とはいえ、条件に該当する枝がそう都合良く見つかるはずもない。伐採したものの中から、それに近いものを選んで乾燥体勢へ。タネは、来年の2〜3月頃植え付ける予定だ。
太枝を数本切っただけで庭の空がずいぶん広くなった。
+ + + + +
夜11時過ぎ、雪がチラツイて来た。
2009/12/24
薪原木の予約販売
今年も長坂Jマートで薪原木の予約販売が始まった。
1トンで14,800円(プラス3,000円の配送費)の価格は去年と変わっていない。
バードーフィーダーの設計変更
姿を見せないので心配していたシメとイカルが、今日バードフィーダーに。
いつも群れでやってくるイカルの行動から、昨日造ったフィーダーの問題点が露呈した。
“円形”台座に鳥が一斉に集ると、お互いに角突き合わせて止まることになる。そして、それが絶え間ない諍いを起こす。
争いで飛び立った鳥が、テラスのガラス天井にぶつかって死亡するという事故を
これまで何度も経験している。
急遽、円形台座を“長方形”の枕木製台座に設計変更。
昨日の作業で一番労力を費やしたのは円形台座。よかれと思って苦労したのだが、相手には迷惑な話だったようだ。似たようなことは、人間社会でも時々起きる。
今日の来客は . . . ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ、カワラヒワ、ゴジュウカラ、シメ、イカル、ヒヨ、エナガ . . .の9種類。エナガは、庭のカラマツの実を啄んでいるだけで、フィーダーには来ない。
2009/12/23
大型バードフィーダーの製作
竹筒製大型バードフィーダーを製作。
材料は、先日訪問した箱根のWS邸からもらってきた長さ90cm、外径11cmの孟宗竹。
最下段だけ残して竹の節を抜き、コナラの台座に埋め込む。内寸法で計算した容積は3.52リットル。これまで使っていたフィーダーの約3.5倍のヒマワリの種が貯蔵できる。
考えてみると、留守中はフィーダーをカラッポにしておきながら、自分が居る時にはたくさんの野鳥が来て欲しい、では身勝手過ぎよう。
この竹筒を一杯にして出かければ、一週間位の留守であればエサ切れは起こさないはずだ。
カヤ葺き屋根を付けるつもりだが、その工事は年明けに延期。
2009/12/22
野鳥異変
庭に集まる野鳥の数や種類が、今年は極端に少ない。
今日のバードフィーダーには、ヤマガラとシジュウカラだけ。去年の常連客、シメやイカルの姿を今年はまだ見かけない。
毎日ベランダに遊びに来ていたリスも、今年の春先以降全く姿を見せなくなった。
隣地の雑木林が伐採
されたせい、と推測しているが確証はない。
野草は全て枯れ草になりミツバチも静かな冬の山荘では、野鳥やリスの訪問が日々の暮らしを賑やにしてくれる。多少シーズンがずれても、また皆が集ってくれる日が来るのではと期待はしているのだが?
それにしても、
去年の12月21日に庭に集まった野鳥
の多さは見事だった。あれだけの種類が観察できたのは、あの日以外にはまだない。
(写真は昨年の12月9日撮影したベニマシコ。背中を見せているのはシジュウカラ)
+ + + + +
真っ青な晴天だが、一日中風が強く今日もコナラ太枝の伐採作業は断念。
2009/12/21
キノコのタネ
シイタケとナメコのタネを購入。
日本農林種菌製で、棒型生菌200個入りでちらも一袋680円。(
長坂Jマート
)
原木(380円)やホダ木(1180円)も売られているが、敷地内のコナラやクリの太枝を剪定してホダ木は自分で準備する予定だ。
タネを打込む前に、原木を湿度35%位まで乾燥させる。その乾燥期間を考慮すると、年内には太枝下ろしを終えたいが、まだそのチャンスがない。
1) 木肌が十分に乾いていて滑らないこと。
2) 風が穏やかで、樹を揺らさないこと。
3) 万一作業中に落下しても、救急車を呼んでくれる人が身近にいること。
. . . そして、4) できれば温かい日が好ましい。
これが “
にわか空師
”の作業条件だが、ここしばらくそんな日に恵まれない。タネは買ったがそれを植え付ける原木の準備が完了するまでにはもうしばらくかかりそう。
甲斐駒賛歌
雪を冠った甲斐駒ケ岳は、どこから見ても凛々しく美しい。
光洋電子工業大泉工場
南の溜め池から見た今朝の甲斐駒ケ岳
2009/12/20
高級ゆたんぽ
COP15に影響されたわけでもないが、この冬は電気毛布に替え、湯たんぽを使用することにした。
いつ購入したかも定かではないが、押し入れの奥で眠っていたもの。 ラベルに“高級”の表示がある。
薪ストーブで沸かせたお湯を入れ、寝床に入る30分〜1時間前に置けば、布団に入った時のヒヤリ感がなく快適。
コペンハーゲンCOP15は、意味不明の合意で昨日閉会。
巣門前地面に死骸
晴天。気温はプラスになることはなく風も強い一日。そんな気候にもかかわらず、午後3時頃、この寒さの中で巣門から出てくる数匹の蜜蜂の姿が。
巣門からポトリと地面に落ちるか、飛び立ってもすぐに地上に落下する。良く見ると地面には古いのも含め30匹ぐらいの死骸が散らばっている。
寿命のきた蜂が巣箱から出て死んだ?それとも、
何かの目的で巣箱を出た蜂が、あまりの寒さに飛び立つことができず凍死?あるいは、
食料不足による蜂数の調整?
春先に同じような光景を見た記憶はあるが、今はまだ春には遠い 。
2009/12/19
分蜂シーズ完了
今日まで放ったらかしにしていたミツバチトラップをやっと回収。箱の中は見事なアリンコの巣。その蟻達でさえもう“逃去”した後だ。
今年は5箱置いて戦果はゼロ。それでも、様子を見にトラップを回る時の楽しさは、買った宝くじの抽選発表日の新聞を開く時の気分。
来年の分蜂シーズンが今から待ち遠しい。
Merry X'mas!
昼食に立ち寄った清里の
レストラン ロック
で見かけた光景。
雪景色
雪景色を求めて数時間のドライブに。
写真は、平沢峠から見た南アルプス甲斐駒ヶ岳。
手前雪原は
清里アーリーバードゴルフクラブ
2番ホール。
一時は随分通ったコースだが、ここ数年はすっかりご無沙汰し、年会費を払うだけになってしまった。
2009/12/18
今年一番の冷え込み
今年一番の寒波が日本列島を覆った一日。日本海側は大雪とのニュース。
昼間からハラハラと舞っていた粉雪が、夜になりうっすらと積もり始めた。パウダーシュガーのような乾いた雪。
夜10時の気温マイナス7度。
朝焼け
05:45 栃木県南部を震源とするM5.1の地震。長坂町は震度2だったらしいが、めずらしく揺れを感じ目を覚ました。
一昨日から、千葉〜栃木〜伊豆で、震度3以上の地震が頻発している。
朝6時半、外気温マイナス5度、朝焼け。(06:31撮影)
2009/12/17
干し柿は断念
10日振りの山荘。甲斐駒は思ったほど白くなっていない。
到着時(正午)の外気温は0度、室内温度2度。
民家の柿の木はすっかり丸坊主。今年の干し柿作りは断念。
2009/12/15
本:「ミツバチの不足と日本農業のこれから」
今日の午後は、東京滞在中の定番行動、新宿駅界隈のショップ・クルージング。
その時目に付いた一冊の本。
「ミツバチの不足と日本農業のこれから(たちまちわかる最新時事解説)」
“2009年12月22日、第一刷発行”とあるから店頭に並んだばかりの本のようだ。
今年日本で騒がれた花粉交配用ミツバチ不足の問題、ここ数年世界中で話題のCCD(蜜蜂崩壊症候群)、農業とミツバチの関係、. . . 等々、ミツバチにまつわる諸々を幅広く取上げ、やさしく解説している。
わずか94ページの小冊子だが中味は濃い。 第9章 “日本ミツバチ個人養蜂の勧め” の提言にも拍手。
著者の
玉川大学ミツバチ科学研究センター教授
吉田忠晴氏は、日本におけるミツバチ研究の大御所。
2009/12/14
ヤマユリの種子(続き)
(「ヤマユリの種子」2009/12/08掲載)
発芽しないヤマユリのタネについて調べていたら、JA横浜営農技術顧問 森 君彦氏の
「ヤマユリ栽培」
のレポートが目についた。
“ こまめに管理すれば一般の家庭でも実生での繁殖が可能” とある。であればと読み進んで行くと . . .
“ 1年目ぐらいまでは比較的順調に成育する。. . . そこから開花までの成育管理は非常に難しい。. . . 播種してから開花まで4〜5年かかる。” と続く。
読み終えた時点で、自分で播種するのは断念し、自然に顔を出してくれるヤマユリだけで満足することにした。
(写真は森氏記事から借用)
2009/12/13
晩秋
カワセミが飛来する池。しばらく待ったが、今日は姿を見せなかった。東京の秋も間もなく終わる。
2009/12/12
チグハグな光景
午後、近くの公園を散歩して目に止まった風景。紅葉と水仙の花の組み合わせは、なんとなくシックリこない。
足下には開花したレンゲの花も数輪。
今日の最高気温17.5度。
2009/12/11
都会派ミツバチ
WEB版「日経エコロジー」に銀座ミツバチプロジェクトの記事。
銀座のビル屋上でミツバチを飼い始めてから4年目、今年は780キロものハチミツを収穫したらしい。(生産量から推測すると、主にセイヨウミツバチのハチミツと推測する。)
そのハチミツを使って製造される“銀ぱちスイーツ”も好評と聞く。「宮内庁御用達」ならぬ「原材料生産宮内庁」
(注)
が、銀ぱちスイーツに一層の箔をつける。銀座に出向いてしか味わうことのできない都市型の「地産地消」製品。
パリやロンドンの蜜蜂
といい、最近は都会派ミツバチの元気がいい。
(注) 銀座のミツバチは、皇居庭園の樹木花や草花からも花蜜を集めてくる。
(銀ぱちスイーツの写真は日経エコロジーから拝借したもの)
2009/12/09
箱根WS氏別荘へ
先の週末は、この春箱根に完成した友人WS氏夫妻の別荘を訪問。
設計コンセプトがシャレている。建物の四面に大きなガラス窓を配して生きた額絵とし、室内壁面には絵や飾り物を一切置かないと言う。この別荘を設計した、WS夫妻の建築家のご子息のアイデアらしい。
春の新緑、夏の花、秋の紅葉、冬の樹肌を楽しむため、それぞれの窓の外にどんな木を植えようか、というのが今回の検討テーマ。ストーブを囲んで夜遅くまで討議は続いたが、意見百出でなかなか方針が決まらない。
“冬の間にジックリ検討したら” と樹木図鑑数冊を置いて帰ってきたが、春が明けるまでに夫妻間の意見がまとまっている可能性は低い。
2009/12/08
煙突掃除
快晴。気温も6度と日中は比較的温かかったので懸案のストーブ煙突の掃除を。
筒内に付着したタールに火が点き、炎が室内に逆流するバックファイヤーで火災を起こすことがあるという。
以前は、シーズン終了時に一回だけの掃除だったが、このことを知ってからはこまめに掃除を心掛けるようにしている。
写真は、約2ヶ月間ストーブを使用した後の状態。ススやタール付着の状態は思ったほどではない。
煙突掃除余話 1/2
煙突掃除のため屋根に登ると、かなりの数の小枝や落葉が溜まり、縁板金箇所にはコケも生え出している。
「コケ自体は問題ではない。ただ、コケが生えると湿気がたまり、バクテリヤが生存しやすくなる。そのバクテリヤが石材の腐蝕を起こし遺跡を破壊する」 . . . アンコール旅行の事前勉強で得た知識。
であれば、屋根も同じだろうと、小枝や枯れ葉を竹箒で掃き、コケはブラシで刷り落とすことにした。アンコール遺跡ほど重要ではないが、我家の屋根も腐って雨漏りをされては困る。
煙突掃除余話 2/2
「親子でリースを作ろう!」の催しで使うので、マツカサを拾って来て欲しい」 . . . 東京の某ボランティアグルー プからの依頼。
日の暮れないうちに近くの林へ拾いに行こうと考えていた矢先、煙突掃除で登った屋根から、たくさんのマツカサを付けた赤松の枝が目に入った。
屋根に松葉を積もらせる厄介ものの枝。伐採しようと思いながら今日まで手をつけないでいたもの。
早速、今日の日程に「赤松剪定」を追加し、同時に必要なマツカサも入手できた。今日の煙突掃除は一石四鳥の成果。
ヤマユリの種子
庭の野草のほとんどが既にタネを落とした。でも、ヤマユリだけはまだ果実の中に種子を抱き込んだままだ。
切り開いて見ると一個の果実の中に406粒のタネが入っていた。ということは、今年庭全体で2万個以上のヤマユリの種子ができたことになる。
(注)
一方、庭で芽を出すヤマユリは例年5〜10株だけ。そのほとんどが、前年の球根からの芽生えで、種子からの発芽には見えない。2万個のタネの行方はどうなっているのだろうか?
(注) 庭に生えたヤマユリの総株数 (7株) x
1株に付いた果実の平均個数 (8個) x
1果実のタネの粒数 (406個) =
22,736個
COP15
コペンハーゲンで開幕した
COP15
のニュースを聞いて、先日のカンボジア旅行で見た光景を思い出した。
バンテアイ・スレイ寺院に向けて、郊外の農村地帯を車で走っていると、あちこちの農家の庭先で大釜を焚いている光景が目に入った。
タクシーを停めてもらい、一軒の家に立ち寄って尋ねると砂糖を作っているのだという。
① 庭で砂糖椰子の木を育て 、② 花軸から出る液を竹筒に集め、 ③ 枯枝で大釜を焚いてその液を沸かす。④ 煮詰まったら小さな金型に詰めて、天日で乾燥させると固形砂糖のできあがりだ。
⑤ 少し商売気のある農家では、それを椰子の葉に包んで道路沿いの庭先で販売する。樹液を発酵させて、お酒や食用酢も作るらしい。
+ + + + +
“マイバックを持って車でスパー”へ行けばエコライフと考えている社会、“エコロジー = 貧困”の生活から脱しようとしている国。両者の溝がCOP15で埋まるのは容易ではない。
2009/12/07
大根おろし鍋
夕方から急に冷え込み、6時にはマイナス2度まで下がった。風があるせいか体感温度はそれよりかなり低い。
そこで、夕食のメニューは、以前
NHKの「試してガッテン」
でみた“大根おろし鍋”に。
材料や作り方はごく普通の鍋物と変らない。具の上にタップリと大根おろしを乗せるのがミソ。大根が具の味を引き立て、食感をまろやかにしてくれる。
これまで勝手に「大根おろし鍋」と呼んでいたが、
みぞれ鍋、雪鍋、淡雪鍋
などの名前で、広く知られた鍋料理らしい。
我家でも今後は「淡雪鍋」と呼ぶことにしよう。その方が高級な献立に聞こえる。
夕焼けの甲斐駒
夕方、赤松林を通して甲斐駒ケ岳の姿。雪化粧はまだ薄いが、冷え冷えとした山肌はすっかり冬山の雰囲気。
落葉かき
終日快晴。
庭木もほぼ枯れ葉を落とした様子なのでブロワーで落葉かき作業を。
枯れ葉の時にはかなりの量に見えるが、腐葉土にするとそうでもない。
2009/12/04
趣味の養蜂講座
世界的にブームの趣味の個人養蜂。入門者向けの養蜂講座も盛んに開かれるようになってきた。
カンボジアへ向かうSilk Airの機内誌で目に留まった広告。一日コースで参加費1万5千円と少々高い。
でも、会場が
美しい田園風景の中に佇むホテル
だからやむを得ない料金かもしれない。場所はイギリスのオックスフォード郊外。
アンコール遺跡巡礼6/6 “落書”
アンコールで見た落書二件。
写真左は、1632年、肥州の森本右近太夫が、朱印船でアンコールワットを訪れた時に書いたものとして、よく旅行ガイドでも紹介されている墨書。
自分にはまったく判読できなかったが、「父の菩提を弔い、老母の後生を祈るため仏像4体を奉納した」旨が書かれているそうだ。
一方、写真右は少し日本語ができる外人(と思われる)の落書き。なぜ、日本語で?とその理由に興味も湧くが知る術はない。
森本右近太夫は、江戸幕府が鎖国に入る直前に帰国し、岡山県に墓所があることを知った。一方、シーナの方は実在の人物かどうかも含め調査不能。
2009/12/03
アンコール遺跡巡礼5/6 “修復”
「王は石と石を積み直して城壁を修復し、九つの尖塔堂の形で屋根を葺き換えた」 . . . と刻まれた、1579年頃の碑文がアンコール・ワットにあるという。
(注)
もともと脆い砂岩で造られているせいもあるのだろう。崩壊と修復のイタチごっこは、今に始まったことではなさそうだ。
チョッと修復の手を抜くと、崩壊のスピードが俄然早まる。それが起きたのは、
キリング・フィールド
に代表されるカンボジアの内戦時代。ごく最近のことだ。
(注)出典:
「アンコール・ワット—密林に消えた文明を求めて」 (ブリュノ・ダジャンス著、創元社、1680円)
アンコール遺跡巡礼4/6 “盗掘”
確かに美形揃い。郊外のバンテアイ・スレイ寺院の、 “東洋のモナリザ”と呼ばれるデバター像達のことだ。
1923年、若き日の
アンドレ・マルロー
が、その美しさに魅せられ、フランスへ持ち帰ろうとして逮捕されたといういわくつきの彫像。
後にマルローが書いた小説
王道 (講談社文芸文庫)
には、遺跡盗掘の様子が実にリアルに描かれている。実体験をそのまま記述したのだから当然だろうが . . . 。
遺跡盗掘の実態は
悲しきアンコール・ワット (集英社新書)
に詳しい。
アンコール遺跡巡礼3/6 “破壊”
熱射、多雨、地盤沈下、カビ、コウモリの糞、盗掘、 . . . 。
数多い遺跡の破壊者の中でも熱帯樹の侵略はすさまじい。
たった一粒の屋根に落ちた種子が芽を出し、石の隙間を伝って下へ下へと毛根を延ばし、根が地上に届くとアッと言う間に建造物全体を覆って締め付ける。そして、遺跡を小石に砕き、最後は土に還す。
その姿をあえて見せようとしているのが
タ・プローム寺院
。観葉植物のガジュマルからは想像もできない“樹のエネルギー”。
アンコール遺跡巡礼2/6 “貧困”
観光客が集まりそうな所では必ず見かけた物売りの子供達。
“貧しいカンボジアでは . . . ” とのキャプションをつけられそうだが、子供達の顔は明るく、そして健康的でした。
アンコール遺跡巡礼1/6 “艶容”
アンコールワットだけでも2000体近くあるといわれるデヴァター(女神)の浮き彫り。
夕食のレストランで鑑賞した“アプサラ(天女)の舞い”の踊り子達。
どちらとも甲乙付け難い艶やかさ。
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