2010/07/20

柿渋塗装

TBH観察巣箱に柿渋塗装をした。

海外のエコロジー派養蜂家の間では、巣箱に蜜蝋オイルを塗る人も多いようだが、巣箱外壁に絵を描くためには、蜜蝋皮膜では天然顔料の乗りが悪るくなる。そこで柿渋を使うことにした。

信州松本城や箱根の関所で使われている渋墨(しぶずみ)塗りは柿渋に松煙(松の木を焼いた煤)を混ぜるという日本の伝統的工法。でも渋墨では"烏城"ならぬカラス巣箱になってしまうので、松煙の代わりにベンガラの黒色と朱色を混ぜて、2階調の少し明るい色にした。