巣板の間隔、天板からの垂直性、各巣板の厚さ、巣房の深さ、 . . . 。巣板の構造は個別に見るとかなりテンデンバラバラに見える。
ただ、それらをグループ化してみると標準的な姿が出てきそうでもある。
例えば「巣板間隔」。400mmの間に12枚の巣板があり平均するとは33.33mm幅。吉田翁の言う「巣枠幅一寸一分」にピタリと一致する。
![](http://3.bp.blogspot.com/_glynorroFQg/TKCcN9asRbI/AAAAAAAAQaI/paUFxUZWNH0/s200/%E8%A6%B3%E5%AF%9F%E5%B7%A3%E7%AE%B1%E3%81%AE%E5%B7%A3%E6%9D%BF%EF%BC%91.jpg)
もっとも、ビースペースは場所によりかなり異なり、7ミリというのはは比較的きれいに(=垂直に)作られた巣板間のビースペースを計測したもの。
ビースペースに関しては、“8〜10mm”などと、一定の幅を持たせて捉える方が現実的なのかも知れない。(藤原誠太著「だれでも飼える日本ミツバチ」p52、農文協刊)