2014/11/05

キジの寝ぐら

ここ数週間、夕刻、庭で作業をしていると敷地南端の茂みからキジの羽ばたき音がしばしば聞こえてくる。最初はこちらの姿に気づいて逃げようとしているのだろうと思っていた。が、その音は、樹上の寝ぐらへ帰る時の羽音だった。

寝ぐらは敷地南端に生えている赤松の樹上にある。最初は地上から比較的低い枝に飛び乗り、次にもっと高い枝へ移動する。それを何度か繰り返し地上8メートルのねぐらへ到達する。飛ぶのがあまり得意でないキジはバタバタと大仰な音を出す。

地上で餌を啄ばんでいるキジはよく見かけるが木に登っているキジを見るのは初めてだ。森林性のキジが樹上をねぐらとして利用するのはそう珍しいことではないらしい。キツネや野良犬などからの攻撃を避けるためらしい。でもそれだけが目的ならここまで高いところまで登らなくても良さそうなものだ。他にも何か理由があるのだろうか?